相乗効果とは、ある要素が他の要素と合わさる事によって単体で得られる以上の結果を上げること。その各要素単一でもたらされる効果同士を足したものよりも、総量としてより高い効果が生じたり、単体ずつでは生じ得ないような効果がもたらされるというのが相乗効果である。
相乗効果の例
相乗効果の例として、おもんないグループがいくら集まってもおもんないままであるが、面白い人が二人以上になると、単体でも面白いのにボケとツッコミという構図まで生まれる可能性があるというようなことがあげられる。
つまり、近年に見られる「コラボ」はレベルの低い者同士が集まっても何もいいものは生まれない、というようなことになる。
何でも横文字化の近年では、「シナジー(synergy)」という呼ばれ方をされたりしている。1+1を2以上にできれば、それは相乗効果である。しかしおもんないグループがいくら集まっても係数はかからない。
むしろ企業においては、勤め人の大半が「相手がやってくれるだろう」という綱引きの手抜きのようなことになるので、相乗効果どころか1+1が2以下になりがちである(リンゲルマン効果)。特に売上を意識しない予算制の組織では顕著であろう。
近年、何でもかんでも相乗効果があるだろうということで、コラボレーションということをやっている。2000年くらいからの流れであるが、それほど良い物が生まれた試しはない。
やはり単体で力を出し切れる人同士が組まないと、互いに縋りタカリになるだけなのだろう。
公開日:2014.11.23
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