「数字を逆に数えて」といえば、「うつを自力で克服する」でご紹介した「数息観で爆睡しよう」になりますが、ここでは数字をカウントダウンして焦らせる系について触れていきましょう。
胡散臭い詐欺的な広告などでは、「キャンペーン残り何日何時間何分何秒」みたいなのがカウントダウンされています。コンマ秒単位でカウントダウンされていて何だか妙に焦ったという経験をした人もいるかもしれません。
こうしたものは、一種の広告テクニックであり、「焦らせてまともな判断力を低下させる」という目的で設置されています。
なので、こうしたものを見た時は「詐欺くさ!」と反応しましょう。
広告テクニックに対するガード
が、何だか広告テクニックだとわかっていても、変に心拍数は上がり意図しないところで意識のガードが緩んでしまうことがあります。
こうした「残り時間わずか系」の焦らせ方もありますし、大きな音を出して生理的なびっくりを利用して焦らせるという方法もあります(急速に轟音が近づいて)。
焦った自分をモニタリングするとガードが戻る
そんな時は、自分の心臓の鼓動や呼吸に意識を向けて、「不意打ちで焦っただけだ」と焦った自分をモニタリングするとガードが戻ります。
そうして「胡散くさ!」と反応しましょう。
ということなので、こうしたタイプの広告が表示されるであろうバナー広告を見た時は、あえてクリックしています。その方が広告予算を無駄に消費させることができるからです。
カウントダウンの数字の実際
そんな中、カウントダウンの数字が後少しで変わりそうなタイミングだったときがあります。
「あと0日0時間4分23秒」みたいな感じです。
なので5分後くらいにもう一度広告をクリックしてみました。
すると
「あと6日23時間59分0秒」みたいな感じになりました。
きっと7日間で設定しているんですね。
うふふ。
また、別の数字カウントダウン系を確認すると、いつ見ても「あと2日15時間…」みたいな感じで、ページをリロードしてみるとまた同じ時間から再スタートという感じで設定されていたこともあります。
一定数の「引っかかる人」
しかしながら、以前に、海外の宝くじ詐欺のエアメールを「こんなん嘘やね?」と聞いてきたおじさんがちょっと本気にしていたように、一定数胡散臭い広告に引っかかってしまう人もいるようです。
聞いた話ですが、ある70代の方は「あなたのアマゾンアカウントが」的な詐欺メールにまともに反応をされていたそうです。
「アマゾンかなんか言うのを利用したことはないのにおかしいなぁ。一回電話して聞いてみるわ」と言っていたようなので、周りの人が制止したそうです。相談していたからよかったものの、という感じです。
騙される人というのは基本的に欲というかスケベ心がある人ですが、律儀さすら利用しようとする輩もいるという感じになるのでしょう。
心のガードを緩ませる様々なテクニック
詐欺系の広告は数字を逆に数えて焦らせる系だけでなく、幼稚ながらもガードを緩ませる様々なテクニックが盛り込まれていたりします。
そのテクニックを知っていれば余裕で見抜けますし、知らなくても雰囲気でわかりそうなものですが、そうした「知らなくても雰囲気でわかりそう」というような「まともな判断力」自体を低下させるようなものも含まれている場合もあるので要注意です。
ちょっと驚いてしまった時は、ひとまず一度冷静になるという癖を付けておいた方が無難です。
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