強制終了という選択

パソコン等々がフリーズしたとき、ソフトやアプリが固まってしまってどうしようもない時、取る方法は基本的に強制終了という感じになっています。

それと同じようなことをすればよいのに、なんとかいじくり回そうとしてどうにもならず、右往左往して人生を強制終了させるというようなことに走ってしまう人たちもいるようです。

ただ、単純明快な解の一つとして、対象空間を強制終了するという方法があります。どうしてそれをしないのかが少し不思議です。特にデジタル空間、インターネット空間であれば、それはすぐに可能となるはずです。

友人間でも利用するソーシャルネットワークのようなものがあったとして、そうしたものの中でいじめのようなものがあったとしましょう。その時、解決策として「それ自体をやめる」という選択肢はないのでしょうか。つまり、ソーシャルネットワーク系のアプリケーションを削除するというような方法です。

むしろ、スマートフォン等々自体を利用しないという選択肢すらあるわけです。

それが無くては成り立たない関係など浅い関係です。無くなっても問題はありません。

固定電話しかなかった時代から現代に至るまでの流れを経験しているから、という面もありますが、いつもそんなことを思ってしまいます。

携帯電話が普及した頃でも、交友関係が怪しくなってきた場合、「電話番号を変える」というようなことはよく起こっていました。

ややこしい相手からの連絡を遮断するのに一番適しているのはその方法だったからです。

良い友人というものは、たとえ連絡が取れなくなっても、いきなり実家にやってきたり、実家の固定電話に連絡をしてきて、何とか連絡を取ってきたりします。これは関係性が良好で堂々としたものだからこそそうしたことができるという面もあるわけです。

高校生くらいの時はナンバーポータビリティのようなものもなく、携帯電話会社を変えるとなると電話番号も変わるというのが当たり前でした。

また、電話機が完全に破損した場合、新しい機種を買って変に復旧させようとするとバカ高い費用が必要になる一方、新規契約の場合はかなり安いというような構造もあり、解約期間の縛りもあったものの、一旦解約して新規契約という流れもよくありました。そして当然にその時に電話番号が変わります。

というような感じなので、数年に一度くらい、自分の電話番号を知っている人がガラッと入れ替わりつつ、本当に仲の良い人同士はずっとお互いに連絡先を知っているというような、一種の淘汰のような構造がありました。

という感じの流れに慣れているので、対象空間を強制終了するかのごとく、連絡ツールのようなものを削除するということに慣れています。

なので「本当に嫌ならばアプリごと削除すればいいのに」というようなことを思ってしまいます。

その他、掲示板やマイクロブログ等々で、いろいろな人が無責任に非難等々をしていたりすることもありますが、その空間に触れなければ特に問題はありません。

著しい名誉毀損や企業に対する信用毀損等、実害があるのであれば、それは犯罪なので、それに応じた対応をすれば事足ります(そういえば最近、千葉地裁にて「ブログ上での名誉毀損」により懲役1年6ヶ月、執行猶予4年という判決が下りました。そうした感じであえて問題を問題として扱うというのもひとつです)。

「アプリごと削除なんてことをすれば、孤立してしまう」

ということを思ってしまう人もいるのでしょうが、本当に大切な人たちは、嫌でも繋がりは続きます。連絡が取れないということになると、時にいきなり家までやってきたりしますから大丈夫です。

変なつながりを継続するよりも、ゼロから再構築したほうが良い場合が多々あります。

ということで「ひとまず強制終了」という選択もある、という感じになります。

Category:IT &Internet パソコンとか通信とか

「強制終了という選択」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。今年で24歳になるnekoと申します。
    ニヒリズムの記事から少しずつ読み進めていますが、自分のずっと抱えていたモヤモヤした気持ちが消えていくような感覚で感動が止まりません。求めていたのってこれなんだ!!という感じですっかりファンになってしまいました!

    Twitter等はやっていらっしゃらないでしょうか?
    お忙しいとは思いますが、インタラクティブに交流させていただける機会やプラットフォームがあれば是非教えていただければと思います。

    突然の長文失礼いたしました。

    1. コメントどうもありがとうございます。

      一応専用Twitterアカウントはありますが、お知らせ程度にしか使っておらず、ほとんど開けることすらしていません。
      プラットフォームが分散するとそれぞれを確認するのが面倒になるということで、ブログ開設からはこちらに一本化しています(恐縮ながら本ブログ関連は、コメント欄およびcontactのみでご連絡いただいています)。

      引き続きご愛読くださいませ。

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