外出自粛の傾向にある今日此頃ですが、例年通りの爆睡ツアーです。第一弾は、安来節。安来節の聖地である島根県安来市の安来節演芸館にて本場の安来節を鑑賞させていただきつつ、安来節屋さんにて安来節どじょうすくい体験をしてきました。
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昨年足立美術館に行ったときのことです。
駐車場の入口を間違え突入してしまったのが安来節演芸館でした。
「うっかりしてたなあ」
という感じでしたが、帰ってからあの建物は何だったのかを調べてみました。
bossuよりひとことでは次のように触れていました。
2019/7/27
足立美術館に行く時に迷い込んだ隣りの安来節演芸館を思い出し、安来節の動画を観てみました。
「んあ!行っときゃよかったのね!」となりました。
ということで安来節のどじょうすくいを観た瞬間に
「んあ~観ときゃよかったのね~!」
と思ってしまいました。
ということで今回は、安来節演芸館にて安来節を鑑賞した後、近くの安来節屋さんにおいてどじょうすくい体験です。
安来節演芸館にて本場の安来節を鑑賞
さてさていざ行かん安来節演芸館。

安来節演芸館 島根県安来市
「き、緊張するなぁ…」

安来節演芸館 幕
「き、緊張するなぁ!」

安来節 絃と鼓
まずは唄と踊、関の五本松などを鑑賞しました。

安来節 唄と踊1
関の五本松については諸説あるようですが、唄の成り立ち、成立背景というベクトルというか次元を加えると、さらに立体的になり深度が増します。
それが民間レベルで起こるというところが魅力です。
何かしらの思いを芸に昇華し、皮肉めいた風刺で描いたり、芸に心ほだされた相手、とりわけ為政者等々に寛容たる受容が生まれ、許容を生み、社会を動かすという流れを観ると、やはりそれこそが芸の核となる部分であるというようなことを思ってしまったりします。ということで、ストーリーは全く異なり、意図するところも若干異なりますが、何となく部分的に「かわいそうなぞう」を思い出し、また、部分的に七色いんこの終幕を思い出し、さらにそれらが複合的になり味わいを増すという感じになりました。
その後、安来節家元四代目渡部お糸氏に圧倒されるという事態に(実際の公演順序は異なります)。

安来節 家元四代目渡部お糸氏
銭太鼓

安来節 銭太鼓
安来節の銭太鼓。銭が入った筒状の太鼓を用います。

安来節 銭太鼓2
どじょうすくい男踊り
待っていました、どじょうすくい。

安来節 どじょうすくい男踊り1
どじょうすくいには男踊りと女踊りがあり、有名なのはこのどじょうすくい男踊り。

安来節 どじょうすくい男踊り2
ひょうきんなおじさんがいて、自然発生的に生まれたという感がグッときます。

安来節 どじょうすくい男踊り3
どじょうすくい女踊り
こちらは安来節どじょうすくい女踊り。

安来節 どじょうすくい女踊り1

安来節 終演

銭太鼓と鼓
〒692-0064 島根県安来市古川町534
どじょうすくい体験
安来節演芸館でも公演終了後にどじょうすくい体験があるようですが、感染予防のため現在は中止されています。
しかし、何事も体験できるならば体験しておきたい性分であり、お高く鑑賞して涼しい顔をしているよりも、汗をダラダラかいてより細かい部分まで味わいたいという感じなので、安来節演芸館のすぐ近くにある安来節屋さんにてどじょうすくい体験(男踊り)をしてきました。
想像通り少し足腰にきました。
踊りの名人は歴代二人しかいないという中の名人の家元道場である安来節屋さん。
帰り際、画面の向こう側の名人に会えたというのも良い思い出です。
〒692-0064 島根県安来市古川町467-5
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