中禅寺湖 夕暮れ

やすらぎの栃木路 2017 中禅寺湖

群馬県から栃木県に突入し、まずお出迎えしてくれるのが中禅寺湖です。

以前もいろは坂を走りに来たときに見てビビッときました。

やすらぎの栃木路 2015 いろは坂

今回は、夕暮れ時の中禅寺湖です。風もキレイですごく心地よい時間を過ごすことができました。

夕暮れ時の中禅寺湖

中禅寺湖 夕暮れ

中禅寺湖

日が暮れる少し前の中禅寺湖。

(写り込んでいる人はもちろん僕ではありません)

中禅寺湖 夕暮れ

中禅寺湖

だんだん日が暮れてきて、趣が変化していきます。

中禅寺湖 夕暮れ

中禅寺湖

すごくきれいな色ときれいな風。

中禅寺湖 夕暮れ

中禅寺湖

さらに色が変わり、月が出てきてぐっとくるコントラストになりました。

やっぱり日光は中禅寺湖がいいですね。

中禅寺湖は、人口湖を除いて日本で一番標高が高いところにある湖です。とても空気が澄んでいて穏やかに中禅寺湖を眺めることができました。

この後はお楽しみのいろは坂。

そして翌日は一応の日光東照宮です。

光を吸い込む闇 国道119号線にて

いろは坂は国道120号線で、そのまま日光市街に進むと国道119号線に変わりますが、宿泊先に向かうために夜に国道119号線を走っていると、光を吸い込む闇に包まれました。

地元の人にはおなじみの道ということなると思いますが、直線道路の両脇に林というか鬱蒼とした並木が立ち並び、ヘッドライトの光を全て吸収してしまうような空間に飛び込む形になりました。

今までにも暗い道をたくさん走りましたが、直線で両脇の木が立派であるという条件のところは初めてであり、闇に吸い込まれていくような不思議な感覚になりました。ちょっとした貴重な体験でした。

それから変な気分になり、なぜかあたりをぐるぐる回って気付けば鹿沼市にいました。

「へぇ。これが鹿沼土で有名な鹿沼かぁ」などとのんきなことを言っていましたが、チェックインのこともあるのでのんきなことを言っていられません。

気を取り戻してナビで日光市まで戻るという感じになりました。

日光東照宮

日光東照宮

日光東照宮

日光市内で一泊して、日光まで来たからということで翌朝日光東照宮に向かいました。

ひとまず周辺道路が爆混み。

それほどのものなのかと思いながらも、神社では珍しく入場料を請求されつつ(1300円)、境内へ。

うーん。

混み具合と料金請求からの期待から言うと日本最悪のスポットです。

栃木の人には悪いですが、この場所には何もこもっていませんし、リアルポケモンGOも試みましたが、何もない場所です。

ただただ、徳川家康のエゴに付き合わされるだけと言った感じです。

「僕だって神様になれるもん♥」

という感じで、田舎の政治家によくありそうな、自分の名前の入った「○○記念館」を作ろうとしているようなものの局地という感じです。

オラオラ系の人がベンツに乗って

「オレはすごいんだぞ」

というようなもの、虚勢に付き合わさせられているという感じに近いでしょう。

元々安倍晴明や菅原道真なんかは、相応のレベルにまで達したような人たちでしたが、徳川家康はいわばタダの政治家です。何の力もありません。

強いて言うなら、参勤交代のようなもので、抵抗勢力の弱体化と資金集めによる威厳作り、保守活動という感じです。

この周辺自体、つまり日光自体はいいのですが、日光東照宮には何もありません。

日本の侘寂を知れ

ブルーノ・タウトというドイツの建築家なども、日光東照宮を酷評しているそうですが、まあ僕も同意見です。

「建築の堕落」や 「すべてが威圧的で少しも親しみがない」と表現しています。

桂離宮と日光東照宮

まあ徳川家の威厳のためにだけあるとしか思えないという感じです。

ひとまず、千利休くらいから研究した方がいいでしょう。

園芸家と庭園」で少し書いた逸話くらいから感じていくべきです。

茶道の世界では、茶碗ひとつとっても「相手に気を使わせない」というもてなしの配慮があります。

「高価そうだ」と相手に思わせることは、器にばかり気が取られたり、「割ってはいけない」という緊張をもたらしてしまいます。

これは自らの見栄や自尊心のために、相手の気力を奪う行為でタブーとされています。

それは「そう決まっているから」というものではありません。

例えば、デートに誘うのに映画のチケットを自腹で2枚買ったとしましょう。

それを「君のために買ってきたから一緒に行こう」というのと、「もらって余ってるから一緒に行かない?」というのでは相手の緊張度は異なるはずです。

千利休の言葉で面白いものがあります。

「叶うはよし、叶いたがるは悪しし」

Category:adventure 冒険の旅

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