加速するギャップと埋まり難き情報差

思い返すとこの十年くらいで大きく生活が様変わりしたような感じがします。そんな中一番顕著なのが、周りの人とのギャップかもしれません。友人たちを一通り観察すると、その変化が大きく枝分かれしていったように感じます。

社会的な評価基準のようなものが直接的に影響を及ぼしているというわけではありませんが、結局日常どんな生活をしているかで人格の変わり方も異なってくるので、やはり枝分かれする前にあった状態が、その後をある程度方向づけているというような感じがします。

もちろんどのタイミングでどのような変化をするかはわかりませんが、10代から付き合いのある人たちを観察していると、その後に大きく変化した人たち、そしてその時のまま緩やかな変化しかしていない人たち、という感じで方向の違いがその後にどう影響したかという面が手に取るように分かったりもしてしまいます。

特に憂うこともありませんが、やはりどこかしら「あまり変化していない人たち」とのギャップを感じたりもしています。まあ単純には会って話してもギャップが大きすぎて「話にならない」という感じです。

そんなギャップを感じている中、ギャップを感じる人と感じない人の違いを考えていると、やはり同じ高校だった人たちはあまりギャップがなく、隣の高校だった人たちとはギャップが激しいということを思いました。ということはやはり、出身校によって方向が変わるのかなぁということを思ってしまったという感じです。

昔と同じことをしたとしても、例えばたくさんの人達で集まって誕生日祝いのようなことをしたとしても、そうしたギャップがある中では少しも楽しめないような気がします。それなりに楽しむかもしれませんが、昔のようには楽しめないと思います。

そうなると変わったのば僕の方ですが、変わる前に戻れる気もしませんし、戻りたいとも思いません。

十代の時にはそれほどなかった情報量の差やその後に形成される視点、そして日常の環境の違いが、周りの人との大きなギャップを生み出しているのでしょう。そしてさらにそのギャップは年々拡大しています。

興味を持つ対象も重要度も違うという点もありますが、職業として分野の異なる友人たちとは特にギャップを感じることもないので、おそらく洗練度というようなものが、ギャップ感を作っているのではないかと思います。

怪しいコンサルタント・コーチの盲目

洗脳系自己啓発コンサルタントの実態」や「胡散臭いコンサルの次はポンコツなコンサル」などで触れていますが、世の中には怪しいコンサルタントや怪しいコーチがたくさんいます。

見方によれば、確かに視点が低く情報力のない人に対して、道しるべを示すことは、数十万円、数百万円の価値のあることかもしれません。しかし情報レベルが低い人達は、考えが浅いからこそそのレベルにいるという事実があり、そうしたコンサルティング、コーチングの価値をあまり分かっていないという面もあります。だからお客になる人は少なく、さらにお客になるとすれば、それは新興宗教にハマる人のような人くらいしかいないのではないでしょうか。

「月給20万円の人が1年かかっても生み出せない価値を1ヶ月でもたらす」いう理由からそれほど高額ではないような気もしますが、そのコンサルティング対象、コーチ対象をそのレベルにまで持ち上げるということは、それほど単純ではありません。

怪しいコンサルタントや怪しいコーチは、理論さえ説き伏せば相手は理解し、変わることができると思っていますが、そうした気分はもたらすことができても実質的に変化させるということはなかなか為し難いことだと思っています。

だいたいそういう業種に転向する人は、自分自身が何かの本とかセミナーで感化されて、同じように誰かを感化し「世界を動かした」とでも思いたいというのが本当のところではないでしょうか。

実質的な面を考えれば、儲かっていない小規模事業者に対して、本格的に変革を起こすのであれば、数百万円でも安いくらいだと思います。フランチャイズの仕組みを考えても、「奴隷化」という見方もあれば、「一人では何もできない人にやり方を教え、環境を与える」という意味で考えれば、仕方のないような勉強料という風に捉えることもできます。

しかしながら、そうした「自分では何もできない人」たちが現状自分では何もできないのは、そうした考え方が手前にあり、その手前には情報不足なども要因としてあるはずです。

そうしたものも含めて一気に変革を起こすということは、かなりの難易度であるはずです。

怪しいコンサルタントやコーチが期待するような、少し接しただけで人生を変えることができるなんてなことはなかなか起こりえないという感じです。

もし起こったとすれば、「縁起を聞いただけで第一段階のレベルに悟ったサーリプッタ」のように既に手前の準備が整っていたということになります。

コンサルティングを受けようとする人、コーチングを受けようとする人がサーリプッタほどの智慧を持っているとは思えません。

それほどに情報ギャップがあるのです。

少し話しただけで、一気に変わるわけはありません。

「すばやく身についたものには、その早さに応じて価値が低く、じっくり身についたものにはそのゆっくりさに応じて価値が高い」

という感じになります。

もちろんそれで方向性が示され、良い風に変わっていきやすいという感じでセッティングすることくらいはできるでしょう。

ただ、世の中の怪しいコンサルティングやコーチングは、「自分が感動した話を人にしたいだけ」という要素でいっぱいです。

コーチングを受けた人がコーチとなり、また誰かをコーチングしていくという様はただの新興宗教やマルチ商法のようなものです。

手前にある情報差はそんなに簡単には埋まりません。

数時間や数日で埋まるようなギャップではないのです。

そういうわけで、単発のセミナーで数十万というような怪しいコンサルタントやコーチは、本気で面倒を見る気などなく、何かの感動を右から左へと伝えてうぬぼれたいだけの人だと思っておくくらいでちょうどいいという感じです。

「すごい人になれるかもしれない」という気分を売っているという程度でしょう。

Category:miscellaneous notes 雑記

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