内制止

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内制止(internal inhibition)とは、消去手続により形成される積極的な制止過程のことで、反応を生じさせないようにと働く生体の積極的な抑制作用のことである。内制止は、パブロフ氏が用いた概念で、消去による反応の減衰は自発的回復や脱制止の現象を考えれば単純な興奮過程の減衰ではなく、反応を積極的に制止する内的過程の発達によるとされた。

ここでいう「条件づけ」における消去とは、条件刺激のみを提示し、無条件刺激を随伴させないことで「条件刺激」を消失させる手続きのことである。また、自発的回復とは、消去後に一定期間を経過すると、条件反応が回復することであり、脱制止とは、消去の間に「条件刺激とは無関係な刺激」を提示すると、一時的に条件反応の強度が回復することを意味する。

なお、内制止とは対をなす概念で「外制止」というものもあり、こちらは、強い外的刺激で条件反応を消去する手続きのことを指す。

内制止は、単に刺激による興奮が冷めていくということだけでなく、生体としての抑制作用が積極的に働いているということを示す概念である。

条件性制止や分化条件づけにおいても同じように内制止の過程が働いていると考えられている。

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Category:心理学

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