スリーパー効果

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スリーパー効果仮眠効果、居眠り効果)は、信頼性が低い情報源から得られた情報、信憑性の低い人による説得効果が、時間の経過とともに信頼性の低さ、つまり胡散臭さが消えて、意見変容などが時間の経過とともに大きくなる現象である。

これは説得者の信頼性の低さの記憶と説得内容の記憶が、時間の経過により分離していくという分離仮説によって説明されており、情報源の信頼性の忘却のほうが、情報内容の忘却より速いためにこのような現象が起きるとされている。

胡散臭い説得の直後には、胡散臭いコンサルタントなど、説得者の信頼性の低さが説得効果(そうなのかなぁ)を抑制する。

しかし、時間が経つと説得者についての記憶が薄れていき、抑制されていた先の説得効果が見られるようになる。逆に、信頼性の高い説得者の説得効果は、説得直後は高いが時間の経過とともに低くなっていく。

情報内容と「情報を提供した人の印象」との忘却の速度の違いから起こる現象

端的にスリーパー効果(仮眠効果、居眠り効果)は、「情報内容」と「情報を提供した人の印象」との忘却の速度の違いから起こる現象であるが、この心理効果の恐ろしいところは、胡散臭いアフィリエイターなどが書いた記事や素人のつぶやきであっても、胡散臭いなぁと思いつつもその「情報」だけが印象に残り、マインドの方向性に影響を与えてしまうことである。

スリーパー効果は言葉と人とが関連していたのにそれが分離していくというような現象で、「言葉をかける説得者の信頼性の低さの記憶」と「説得内容の記憶」が、時間の経過により分離していくという分離仮説によって説明される効果となる。

しかしながら、本来は胡散臭いコンサルタントが言おうが、権威性のある人間が発言しようが、言葉の本質としては「情報内容」は一緒である。スリーパー効果は、そこについていた言葉の意味とは別の属性(人への評価)が離れていくというようなことになるが、元々「言葉」と「人」とは関係ない。

幾多の投稿の繰り返しになるが「誰が言ったか?」という信頼性の属性はこれらの例のように「説得」についての「強さ」でしかない。しかしながら、たいていそうした説得には、「購入を促す」等々何かの行動などの提案が含まれている。

あくまで説得なので、論理的に正しいというわけではないが、「この温かい布団で毎晩熟睡できれば健康になります」ということで「高級羽毛布団」を買わせようというような局面で胡散臭さを発揮する。「温かい布団で毎晩熟睡できれば健康になります」自体は別に間違っているわけではないが、その商品がお買い得かは別問題である。

ただ、胡散臭い人が言おうが「温かい布団で毎晩熟睡すること」の健康効果の正しさはぐらつかない。ただ、それに「『この』高級羽毛布団」が関連するのでおかしくなるだけである。

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Category:心理学

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