オペラント条件づけ

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オペラント条件づけ(operant conditioning/操作時条件づけ、道具的条件づけ)とは、人間を含めた動物が、自発した反応の直後に特定の刺激(報酬など)を与えることで、その反応(自発した反応)が生起する頻度を変化させる条件づけ。アメリカの心理学者ジョン・ワトソン氏(John Broadus Watson)およびバラス・スキナー氏(Burrhus Frederic Skinner)より。なお最初期の実験は、アメリカの心理学者のソーンダイク氏(Edward L. Thorndike)によって行われた19世紀末の猫の問題箱実験である。

このオペラント条件づけは、有機体による自発的な「オペラント行動」に強化刺激を伴わせることで、その反応頻度や反応トポグラフィを変容させる条件づけの操作・仮定を意味する。

自発的行動において、好ましい行動を起こした時は報酬(快い刺激)を与えて正の強化をはかり、好ましくない行動を起こしたときには罰(嫌悪刺激)を与えることで負の強化をはかることで、適応としての「環境に適した行動」への条件づけを行うものがオペラント条件づけである。

ネズミに対して「レバーを下げると餌が出る」という環境を用意して自発的行動から条件づけを行う「スキナー箱」に代表されるように、オペラント条件づけでは、行動の結果として報酬を手にすることができるという特定の状況を作って条件づけをする。

オペラント行動

オペラント行動(operant behavior)とは、特定の誘発刺激がない状態における自発的な反応による行動のことである。

「レバーを押し下げれば餌が出る」ということはその動物にとって望ましい出来事を約束することになるため、約束的信号と呼ばれる。そうした約束的信号に応じて動物が特定の行動を自発的に起こすというのがオペラント行動である。もちろん、その逆の嫌な刺激・嫌悪刺激による条件づけも起こる。

定率強化

オペラント条件づけは、端的には「アメとムチ」による躾のようなものであり、躾による行動の学習というふうに捉えることができる。しかしながら「感情的で一方的な叱責」のように、嫌悪刺激が強すぎる場合、理不尽な負の強化が強い場合は、極度の緊張によって問題が生じたり、感情的な別の問題が生じることがあるため、条件づけが失敗することがある。

ジョン・ワトソン氏は行動主義の父と呼ばれ、その後継者であるバラス・スキナー氏ももちろん行動主義心理学を唱えた人物である。スキナー氏は「子供を一人預けてくれたらどんな性格にデモり変えることができる」と発言したりもしたが、行動主義心理学においては人の行動、行動となって表れるものが全てであるという点が主体となっており、実際に心(認識する働き)で受け取るものについては無頓着であるようなフシがある。

心で受け取る感情や主観的経験には重きを置かず、「行動を変更させることができる」という点を中心として心理学的な考察をしているため注意が必要であると言えよう。

なお、スキナー氏は、条件づけを「オペラント条件づけ」と「レスポンデント条件づけ」に分類。外部からの刺激に対する応答を意味するレスポンデントに対して、オペラント行動は自発的行動を意味する。

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Category:心理学

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