アフォリズム 211-220
- 211.続かないやる気
- 212.言葉にすること
- 213.無念無想
- 214.より良きもののための要素
- 215.相手の自己認識
- 216.先に置く
- 217.正しい議論
- 218.弟の存在
- 219.優しさの継続
- 220.気分を指標にして風穴を
211.続かないやる気
やる気が続かないというよりも、一度二度寝てしまうと、そのやる気が変化してしまうという格好になっている。
やる気が起こるきっかけとなったようなことを思い返しても、同じようなやる気は出てこない。
かといって、自らを奮い立たせるようなテクニックを駆使するというのも、自分は何がしたいのかをわからなくする。
若年の頃はそんなことがよくあったような気がする。
212.言葉にすること
言葉にすることで完全は崩れるため、語るときには言葉によって観念が崩れやすくなる。
213.無念無想
無念無想であるならば、瞬間移動をするような格好になるはずであり、そうした中で何かを捉えたということは、論理上成り立たない。
214.より良きもののための要素
倫理道徳に反するようなものが、より良きもの、正解へのエッセンスを含んでいるということはよくある。
215.相手の自己認識
安心したまえ。
相手は自分でも自分の性質をよくわかっていないのだ。
216.先に置く
せめてあと一つだけでも、あと少しだけでも、と思う場合は、十個くらい先に意識を置いておいた方がいい。
217.正しい議論
社会において議論されていることは、概ね正しい議論ではあるが、自分には不要で、自分には関係がないことがほとんどである。その不要であり関係がない、という構造は、幾多の学問領域にも当てはまる。
218.弟の存在
良い面と悪い面を総合的に勘案しても、やはり弟がいてよかったと心底思う。その最たる点は、ある種の最大の共感者であり、同一の問題をどのように解決するか、というところに力強い協力関係が生じているところにある。
219.優しさの継続
かけた優しさを何とも思わないようなやつもいるが、そんな奴もいると思った上で、さらに優しさを強め、継続するのが望ましい。
220.気分を指標にして風穴を
どのような時でも、方法としてはどんな些細なことであっても気分を良くすることだけに力を注ぎ、今現在に風穴を空ける。
その時、できるだけ依存性のあるものは避け、何かを付加するよりも、何かを捨て、荷を下ろして身軽になるような感覚を指標にする。
最終更新日: