万年青(おもと)は、キジカクシ科(クサスギカズラ科)スズラン亜科オモト属常緑多年草で、代表的な古典園芸植物のひとつです。
一年中しっかりとした緑の葉をつけています。
真ん中の赤いものは万年青の実です。カタツムリなどの有肺類を媒介して花粉を媒介する「カタツムリ媒花」という特殊な受粉の仕方をしています。
藤子不二雄A氏の漫画で「万年青(まんねんあお)」という作品があり、万年青がテーマとなっていたことで知りましたが、万年青栽培の愛好家も結構多いようで、上質の万年青にはそれぞれ名前がつけられたりもしているそうです。
万年青(おもと)の葉
革質の分厚い葉を年中つけています。
昔は薬草として用いられていたようですが、今は専ら観賞用の利用ということのようです。
関西では葉が10枚、実が1つが規格となっているようですが、関東では13~15枚、実が2つとなっているようです。
万年青の品種
我が家の万年青は、たまたま株分けされているものを通りすがりに購入したものですが、万年青栽培はマニアの世界のようで、1000を超える品種があるようです。ということで、マニアではないので我が家の万年青の品種など、詳しいことはよくわかりません。
伝統品目のため品種は固定とされており、一般的には都の城というものが流通している他、大宗冠というものも有名なようです。
学名:Rohdea japonica
公開日:2020.03.23
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