われわれの音楽、それは海の魔物のようにそれ自体としては性格を持たないために、あらゆるものに変化することができ、また変化せざるをえない。 曙光 461 序
「ここはロードス島だ、ここで踊れ」
と、いきなり言われても、ロードス島がどこにあるのかわかりません(調べてみるとギリシャの南エーゲ地方にあるそうで、ナトリア半島沿岸部のドデカネス諸島のひとつのようです)。
さて、音楽については、先日少し触れたので、今回は「踊れ」について触れていきましょう。
「踊る姿を見ても…」的な感じで進めていきましょう。
踊る姿を見せられても
今までに何度か触れていますが、踊りを見せられて「いいなぁ」と思ったことは一度もありません。
曲芸と言われるようなものなら面白みもありますが、「みんなで踊ろう」系のものは寒気がしてしまいます。
楽器を演奏する人たちが減り、踊りを踊るような人が増加しているような傾向も垣間見れますが、少なくとも安物の踊りなど見ている側は寒気しかしないというのが本音です。
「踊ってみた」
「で?」
という感が凄まじく、寒気しかしないという感じです。
踊りというものも、無駄に価値をつけられてしまったものです。
「教える」こと以外に稼ぐ方法がない
無駄に価値をつけられてしまったものは他にもたくさんありますが、結局習ってもそれを「教える」という仕事以外にあまり仕事が無いようなものは、ほとんどが必要以上に価値をつけられてしまったものです。
すごく簡単ではないでしょうか。
技能などを習ったものの、それをまた他人に「教える」こと以外に、稼ぐ方法がない、ということはそれは人がお金を出してまで欲しがらないものです。
このサイトができたての時に触れた社団法人認定資格のようなものです。
自分で踊って楽しいもの
おそらく踊りというものは自分で踊って楽しいものです。
大昔の王様の生活の描写で、女性を踊らせたりしていますが、あんなものの何がいいのかわかりません。せいぜいボディラインを見て楽しむ程度でしょう。
本当にそんなものがいいのでしょうか。
いまでも良さが全然わかりません。
さて、そういうわけで、観ていて楽しいものではありません。さらにいうと「絆」のタイプのことが嫌いです。
「みんなで踊れば楽しい」
というのはB層の世界です。
知らなかったほうが良かった
最近のその手のものも寒いですが、人生で一番寒気がしたのは次のお方です。
人生では「知らなかったほうが良かった」と思うことがたまに出てきます。
その中のひとつです。
https://youtu.be/XiBYM6g8Tck(マカレナですが、削除されていたようです)
確か小学生くらいの時でした。同級生のおもんないグループの一部が、首をくねくねさせながら真似をして踊っていました。
いまでも絶望的に寒気がします。こんなものが流行っていたのだから狂気です。いや、彼らが悪いわけではありません。
しかしながら動画を見るだけで画面を叩き割ってしまいそうになるほどの寒気がします。
Heeeeey Macarena
AAAhAA!
の「AAAhAA!」の瞬間に叩き割ってやろうかと思うほどです。
同様に昨年あたりにもう一つもっと「知らなかったほうが良かった」というような方が出てきました。
知る必要がなかったのに、友人の息子に見せられてしまったという感じです。
それは、「8.6秒バズーカー」という方です。普段は名指しなどしませんが、その時画面を叩き割ろうとしたほどなので、今回で怒り納めとして名指しします。
僕は手拍子が嫌いです。
少し見せられただけで、「ワーナーDVD、ワーナーDVD、101タイトル1500円、期間限定です!」というレギュラー氏のCMを思い出してしまいます。あるある探検隊ですね。
もう一度言いますが、僕は手拍子が嫌いです。忌野清志郎も嫌いですが、手拍子ものの芸も嫌いです。
温泉宿の安物の余興に出て来るようなテンションについていけません。地方の公民館の老人相手の芸のテンションには一生なりません。
強いて言うなら、そんなものを「面白い」と思っていることが可笑しい、という程度です。
芸はあるのかもしれません。しかし面白いとは一ミリも思わないどころか、その時に
AAAhAA!
のテンションになるくらいです。
つまり画面を叩き割ろうと思ってしまうということです。
ここはロードス島だ、ここで踊れ 曙光 461
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