タグ別アーカイブ: 心理

心理・意識・精神について

解決策へのノイズ

「ようやく浦島太郎から最先端まで追いついた」どころかその先まで行き着きました。様々な違和感の正体は、現代特有の意志決定のプロセスの変化にありました。 単純と言えば単純でした。 ただ、現実への適用は様々な方法を考えて調整していく必要があるなぁとは思っています。 個人的に一番取り戻した感覚としては、ミルトン・エリクソン的な部分です。これは技法等々そうしたものではなく情報の観察力と調整能力です(ああ戻ってよかった良かったと思っています)。 最

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第2300回投稿記念

これで2300記事目になります。ブログ創設から2300回目の投稿ということで「第2300回投稿記念」です。 前回の第2201回投稿記念は、2024年7月10日だったので、前回からの99記事は、1年2ヶ月ちょっとかけて投稿したという感じです。またローペースですね。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 また、contactからご連絡いただいた方、投稿にコメントをいただいた方、ありがとうございます。毎度のことながらたくさんの気づ

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僕が最も恐れるものとエネルギーの浪費

僕が最も恐れるもの、それは、自分の中の「怒り」です。自分の中にあるエヴァンゲリオンの暴走のようなものをどうやって抑え込むかということに日々大量のエネルギーを浪費しているフシがあります。 特に外にはないんです。一応世間的に、変な人を避けるとか実りのない争いに巻き込まれないように的な恐れのようなものは、生命維持レベルでありますが、基本的に外の世界に恐れるものはないんです。 一番恐ろしいのは、自分の中でエヴァンゲリオン初号機の暴走のようなこと

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変性意識と情報処理能力の限界

変性意識というのは、現実世界への臨場感よりも別の仮想空間への臨場感が強い状態なので、厳密に言うと常に変性意識状態です。ただ、ここでは深い変性意識状態、いわゆるトランス状態について触れていこうと思います。 そして、そうしたものと近年の情報処理能力の限界を超えた人たちについても触れていきます。 一応補足資料としては新規謎コーナー「AIとの対話」に置いてあります。 AIが人間に与える意識変容(変性意識) 本当の脱変性意識状態は、阿羅漢しかたど

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出すだけ出して出し切る

人の多いところに行くと酔います。人酔いです。 旅行に行った時、大して何もしていないのに疲れます。 商品が多いところ、ショッピングモールのようなところに行くと酔います。 これらは一応「たいてい初めて見るもの」が情報として入ってくるからです。 19歳か20歳くらいの時に本を10冊読むと、それ以上読めなくなりました。大抵は気絶するように眠ってしまいました。 物理的には可能そうでも、短期的に溜めておける情報量には限りがあり、何かしらまとまるまで

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意図を阻害するもの

本来は意識の向きや意図に沿って面白い現象が次々に起こっていきます。 ただ、こうした意図を阻害するものがあります。 意味のあること、役に立つこと、何かをした気分になるもの… 判断の上でおこる様々な基準、それらはすべて基本的には意図を阻害するものです。 「学習は意味のあることだから重要である」ということで向いていないことでもやらされます。 「それは人の役に立たないことだからやめておきましょう」といって何かの意図が妨害されます。 そしてよくあ

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捨て身と自己愛の矛盾

捨て身と自己愛の矛盾とその先にあるものについて触れていこうと思います。 「思い切り」というものは、その最高地点が玉砕のような捨て身でありつつ、なぜそれを選択しているのかという点で因を観察すると深い部分で自己愛があります。 これは同レベルで照らし合わせると矛盾になりそうなところです。 カルマ、悪業云々を根拠に苦行をするというのは、まさにこうした捨て身と自己愛の矛盾がふんだんに含まれています。 苦行によってどうなりたいのかと言えば自己愛に基

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好みの作品の隠れた要素

最近、なぜ「ハゲタカ」が好きなのかがわかったんです。 企業の買収が面白いからとか、一時期の自分とハゲタカの時の大森南朋氏がちょっと似てるとかそういう要素もあるのですが、多分そういうのではないんです。 おそらく「嘆いたり、『あわわ』となったり、とにかく頼りない二代目、三代目」を見て笑うのが好きなんです。悪い癖です。 西乃屋の宇崎竜童氏とかサンデートイズの小林正寛氏とかが好きですね。 「そういうタイプの人と深く接したことがあるのですか?」と

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現代の思考と頭のゴミ情報による反応的意志決定

「頭のゴミ処理とゴミを宝に変えること」の続編的に現代の思考と頭のゴミ情報による反応的意志決定について触れていこうと思います。 多少なりと普通の人よりは人工知能や自然言語処理等々について触れる機会が多いということもありますが、最近意図的に数種のAIを徹底的に活用しています(というより徹底的に遊んでいます)。 そして現代における思考のあり方がよく見えてきました。 これは個々人の人格の問題ではなく、頭のゴミでパンクしています。 結果、自発的思

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頭のゴミ処理とゴミを宝に変えること

基本的に情報というものは入ってくれば来るほどゴミになります。どのような情報でもたいていはゴミです。ただ、かつて一応の有用性があったものの使用済みとなったためゴミ化していったという感じになっています。 胡散臭い人達の言う「邪気」というようなものは、このゴミです。表現が胡散臭く表現の角度が異常なだけで方向性としては間違っていません。 特に本来の自分には不要な情報、他人の問題に関する情報などはゴミ中のゴミであり、そこに何かしら対応しなければな

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情報を触ることと散らかりをまとめること

6月の半ばくらいから僕は本格的に毎日機嫌の良い毎日を過ごしています。 しかしながら、暑さのせいもあるのか周りの機嫌が良くないときがあります。 「知らん」といえばそれまでですが、機嫌が悪い人をよくよく観察してみると、単に意識が散らかっているだけではないかと思ったりもします。 最近特に実感しているのが、傲りでも何でも無く8割以上の人たちにおいて「びっくりするほど頭が良くない」ということです。厳密には頭が回っていないという感じです。別の側面か

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一種のタイムライン

客観的に見るとだめなところもたくさんあるはずですが、アメリカはあらゆる面においてずっとトップです。勝手な定義ですが、アメリカが世界で一番であり続ける理由は、単にクリスマスに「It’s a Wonderful Life(素晴らしき哉、人生)」を放映しているからという理由だけだと思っています。 最初に観たときから、次に観るのは死ぬ直前にしようと勝手に決めていましたが、「うーんどうしようかな」と数ヶ月間迷った挙げ句、その禁を破り本

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家族を成り立たせようとする子どもの気持ち

家族を成り立たせようとする子どもの気持ちはわかるでしょうか。 両親のどちらのことも大好きで、その関係を成り立たせようと気を使う子どもの気持ち。 親の機嫌が少しでも良くなればと無理をする子どもの気持ち。 「機嫌が悪いのは当たり前だ」というのは居直りの場合があります。 ある時、妻に少し説教のようなことをして、妻が悲しそうな顔をした時、まだ3歳の娘がペネロペのDVDのパッケージを持ってきて 「家族っていいな、家族っていいな」 と、そのDVD「

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友人たちの離婚ラッシュから見えるもの

「友人たちの離婚ラッシュから見えるもの」ということで、ここ数年の友人たちの離婚が相次いでいることから、今生きている自分の意識について変な角度から触れていこうと思います。 実際に離婚経験がないのは僕だけで、男女問わず仲の良い友だちは全員離婚しています(その後再婚している例もあります)。唯一親友だけが婚姻を継続していましたが、その最後の一組が先日、離婚成立となりました。 最近会っていない友だちですら年賀状で「息子二人と三人家族になりました」

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秘めたる力

本調子どころかさらに力強くなった僕は、物事を強烈に展開させています。厳密に言うと自我としての「僕」が展開させているのではないのですが、主観的感覚としてはそのようになっています。 最近気づきましたが、調子が狂う原因の第一番目は「睡眠不足」ではあるものの、慢性的な「話が通じない人とのやり取り」というものがその次くらいにくるのではないかと思ったりしています。 確か霊長類のボスか何かの事例で、自分の声が群れのみんなに聞こえない=言うことを聞いて

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ぼーっとして固まった思考の動きをリセットする

「ぼーっとするな」というようなことを言う人がいます。 確かに何か仕事をしているときなどは、別のことに気を向けてもらっていては問題が起こります。 しかし具体的な何かに意識を集中していると、そればっかりに考えが集中してしまいます。 気がかりなことがたくさんあると、それらについても考えてしまいます。 そのような時は、徹底的にぼーっとします。 その極みがサマタ瞑想やヴィパッサナーです。 これはパソコンで言うところの再起動に近いような感じです。

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一切の期待を手放して命がけで逃げる

一切の期待を手放して命がけで逃げる、逃げるなら本気で逃げるということをしてみるとよいのではないかと思う時があります。 逃げると言っても何かしら期待を持っている時は本気で逃げてはいません。 本気で逃げるとどうなるのかというと、そのうち意識が「なんでも来い」というような方向に変わります。 しかし、「意識がそうした方向に変わったら改めて取り組もう」などという期待はしてはいけないという格好になっています。 先にそれを期待して、ひとまず逃げるとい

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思い切り不足の時の処方箋

おそらく誰しもに「自分にしかわからない感覚」があると思います。また自分なりの思い切り不足への対処法があったりもすると思います。 春のこの時期は、同じような気持ちになりやすいのでしょうか、「how are you? 」と「 ささやかな」を聴いてしまいます。2018年の投稿「春の感傷」もちょうどこの時期です。 まあ面白いものだなぁと思います。 それはそれでいいのですが、どのような状態でいるかという選択というか、自分自身の状態を意図的に調整す

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「女の支配欲から逃れる」という僅かながらの可能性

結局のところ、女性というものは基本的に支配欲の権化であり、僕は、この「女の支配欲から逃れる」という僅かながらの可能性をこの人生のうちの男としての人生の最大の目的にしているフシがあります。 「身の周りの他人を支配し、自分で勝手に決めた理想、自己実現を叶える」 具に観察するとそのようになっています。 「他人を支配して」いかにサボるか、「他人を利用して」いかに自分は恐怖や不安から逃れるか、他人に気を使わせ、いかに「他人の労力」で自己の理想生活

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思考によるあらゆる緊張と現象の展開

本来、安らぎが当然であり、結局、緊張がなければ安らぎが表に出てきます。 無駄な緊張というものは、思考により生じます。四苦八苦のほとんどは、これら思考による苦しみを示しています。そして突き詰めればすべてがこういった思考や意識による苦しみです。 これはすべてが苦しみであるという消極的なことを示すばかりではなく、苦を示すことで安らぎを示すものとなります。 イメージとしては、何かの形を線で描かなくても、それ以外の背景を塗りつぶしていけば、何かの

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清々しい仕事の探究

楽しいことを仕事に、面白く感じることを仕事に、ということがよく語られますが「仕事における清々しさ」は、語られているようであまり詳しくは語られていません。 一応要素としては語られていたりはするものの、「清々しさも重要である」という一言で終わっていて、具体的な臨場感が弱いものがほとんどです。 元々欲よりも怒りが強い僕にとって、この清々しさは大切な要素でした。清々しい仕事の探究を繰り返してきたような気もします。 「結果がすべて」「相手への貢献

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狂人たちの中にいて狂人にならずにいること

狂人たちの中にいると、狂っていないはずの自分がおかしな存在として扱われ、彼らと同じような狂人にならないと不快感が生じてしまうというような同調圧力がかかることがあります。 古くは中学生時代の体育会系的な圧力、その後も脳筋要素が強かった勤め人時代の職場もそんな感じでした。 最近では、介護関連でよく狂人に出くわしました。 狂人は狂人であることを認めません。 狂人から見れば僕の方こそ狂人に映ります。 相手から見て狂人である僕を何とかしようとして

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吠えたける悪魔の取り扱い説明書

「吠えたける悪魔」はどこにいるかというと、結局は自分の内側にいます。 その構造を分解して考えればすぐに見破ることができます。 例えば、僕が父の中にいる「吠えたける悪魔」を浴びて何かしらの嫌な思いをしたとすれば、その嫌な思いという情報、「父をはじめとした家族との関係性において生じた何かしらのもの」がその本体になるわけです。 人を通じてやってきたからと言って、その人自身が悪魔であるわけではありません。そしてその「悪しき情報」や現象を呼び起こ

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デコピンで終わり

強くなるということは、大きくなるということです。 大きくなるということは、囚われないということです。 ー 時に、「どっちの選択が囚われないということなのだろう?」という難題がやってきます。 「どっちの選択をすることが『囚われていない』ということになるのだろう?」 というような感じですね。 そんな時は、「どっちの選択をすることが『囚われていない』ということになるのだろう?」ということに囚われないことです。 そうするには少しコツがあります。

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バンジージャンプ的な思い切り

最近親友がマカオタワーにてバンジージャンプをしてきたそうです。 飛ぶ前は震えが来るそうですが、飛んでからは何ともないということのようでした。 本能的な恐怖の反応は出ます。 しかし頭では一応かなりの確率で大丈夫だということはわかっています。 そんな中でも、一緒にその場に行った全員が尻込みし、彼だけがバンジージャンプを楽しんだということのようでした。 特にバンジージャンプを飛ぶ必要はありませんが、それができるかできないかというだけで人生にお

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父への評価と仕事や資産

よく父との仲や父への評価と仕事運や金運は大きく関わっているというようなことが言われます(なお、お父さんがいない人は、対象は父性の象徴になるというだけです)。 確かに過去を振り返ってみたり、今現在でも周りを見渡すと「不本意なフリーターのような状態や引きこもりニートになっている人(主に男性)」はたいていそのお父さんを嫌っています。 もちろんそのお父さんには嫌われる要素があるのでしょう。嫌う要素があるのだから仕方がありません。ということで、そ

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弱気と縋り根性の破壊

毎年、年末年始には親友と遊ぶことにしています。彼とは四半世紀という長年の付き合いの中でお互いの「自分では見えない部分」の情報の歪みを矯正し合っています。 今年も例年のごとく彼がやってきて、「自分では見えにくい悪しき情報」の抽出を行ってくれました。 前回の「他人の都合と抵抗」における「他人の空間に引っ張られる」とはつまり一種の「弱気と縋り根性」の感染であり、その破壊によって意志の方向を変更します。 僕が直接弱気と縋り根性を持っていたという

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他人の都合と抵抗

他人の都合というものは厄介なものです。 何が厄介かと言うと、時に「自分を尊重する」というものと「相手を尊重する」というものがぶつかるからです。 抽象化して統合された都合を発見できればいいのですが、相手が狂っていたりすると、相手の都合ばかりが迫ってきたりします。 そうした感じで迫られた時に、「相手の都合や状況も理解できるからなぁ」と思って関わるとロクなことが起こらないという場合があります。 手をかけようと思って手をかけること自体が、相手を

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吠えたける悪魔との戦い

今に始まったことではありませんが、なぜか僕には吠えたける悪魔が常に挑んできます。 その吠えたける悪魔との戦いを何十年も繰り返しています。 おそらく元々は、父の中にある「劣等コンプレックス」や「愛着障害や承認欲求」のようなものです。そこに「社会的洗脳」というものが絡み、エネルギーの逃げ道を塞いでいます。 そのイメージが直接間接を問わず僕に挑んできます。 ちなみに聖書中の「サタン」とは、「道を塞ぐもの」「邪魔をするもの」というような意味があ

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知識の習得という逃避と内なるものへの実践

実践という言葉自体が、知識を用いて自然や社会に対して行う実際の行動、つまり知識を組み立てて形成した主義や思想を元に外界に働きかけること等々として定義されている感がありますが、そうした事を言っている人たちは、なんだか偉そうなことを言っているように見えて、単に逃げているだけであると考えることもできます。 厳密には逃げていると言うよりも「自らの思考に騙されている」といった方が正しいのかもしれません。 世の中にはたくさんの知識のようなものがあり

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