カテゴリー別アーカイブ: 始めと終わり

さよなら私(みうらじゅん氏) 始めと終わり

いい人願望 改

本当の意味で陽気でいられるということは、だれに対しても無責任でいるということです。たとえ、悪い人と言われようとも気にしない鈍感さです。 いい人願望を持つ人は多いですが、いい人と呼ばれ続けようとしても必ず「偽善者」「八方美人」という言葉がついてまわります。 「いい人になろう」と思うのはいいですが、「いい人だと思われよう」というのはやはり

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答えは風に舞っている 改

あることが正しいのか観測しようと、その観測対象を観測し出した時点で、観測前とは条件が異なるので真実はわからない、ということがよくあります。というか全てそうでしょう。 あくまで前提を定めてしまっている状態では答えは出しやすいですが、その前提は自分が認めたものでしかありません。 先の例は、ある物質の温度を計測しようとした時に、温度計をあて

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美しい国の重大変更

「美しい日本の私」という言葉を語ったのは川端康成氏ですが、やはり「まほろば」の方がより日本らしいような気がします。ちなみに中国語ではアメリカを「美国」と書くようです。 さて、僕は基本的に初詣に行きません。 毎年その時期になると、受験生並びに受験生を子に持つ方がたくさん北野天満宮にやってきます。 おかげで今出川通は大混雑、小学校の時には

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すべてを謳歌してくブーム 改

「すべてを謳歌」ということは「完全燃焼している」という状態が常にあって、常に相当の集中力を注ぎ込んでいるというようなことになるでしょう。 今では、大抵のことが予測できていまいち楽しめるのか疑問だったりしますが、それでも、やはり楽しく物事は過ぎて行きます。 「最近、何か面白いことない?」 そんなセリフを言う人は相当のお笑い通か、そうでな

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ボンノウVSブツゾウ

仏像には全然興味がないのですが、仏像自体が煩悩の象徴だと思っています。 それどころか、テーマパークの目玉として、仏像を大々的に宣伝し、完全なビジネスモデルを構築しましたね。 毎日ではないですが、よくボンノウ期真っ盛りの修学旅行生とすれ違います。 修学旅行といえば、京都や奈良以外の方は、よく京都・奈良コースになると聞きます。僕はずっと京

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TOYOTA 2000GT

人は何度のリバイバルを経験するのか?

最新家電信仰という現象もたまに見かけますが、古いモノ信仰というのもたまに見かけます。 古いほうがデザインが逆に斬新だったりしますが、そういう路線をもう一度作って欲しいというのはたまに思います。 2000GTやS800はなかなかシブいです。 FC3Sも結構かっこいいと思います。イニシャルDの高橋涼介の愛車ですね。 最新のWRX STiも

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いつかはすべてがナツメロ 改

懐かしのメロディ、いつかは全てそんな風になってしまします。 まれになか卯などに行くと、90年代のヒットチャートをカバーした曲がよく流れています。 カバーというのは原曲を超える同系列か、「こういうのもアリ」とか、「まるでコイツの曲みたいだなぁ、カバーなのに」というレベルでないと、してはいけないものだと思っています。 そういうところで流れ

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もう覚える気のない時代に

人は年を重ねると考え方が古くなる前に、たとえが古くなるものです。 以前、母校の学園祭に行きました。 法学部が何か知的財産についての「研究発表コーナー」みたいなものを設けていたので、入ってみました。 すると、パロディについての知的財産判例集みたいなコーナーがありました。 ファービー人形事件 そこで、「ファービー人形事件」が貼り出されてい

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「お面倒」の起源 改

先の投稿で、男のプライドについて書きましたが、酒の席でのおっさんほど面倒なものはありません。前々回の特別企画の時は、お面倒についての定義を引用していますので、お面倒についてはそちらを参照してください。 「お面倒」の起源 お面倒の有効活用 酒の席での「お面倒」は、たいてい辟易するだけですが、お面倒を利用してしまうというのもひとつの手です

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男のつまらないプライド

どんなバカな女でも、頭のいい男を操ることができる。 しかし、頭の悪い男を操るには相当賢い女でなくてはならない。 といった旨のことを言った人がいます。 どんなバカな女でも頭のいい男を操ることを可能にしているのが「男のつまらないプライド」というものです。 「男のつまらないプライド」というものは、大抵の男性が持っています。ただ、頭のいい人ほ

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何も変わらないこと

中学生の時の卒業アルバムに、ある女の子が寄せ書きしてくれました。 「ずっと今のままのあなたでいてください」 そういった旨のメッセージをくれました。 同級生他、学校近くの交番のおまわりさんにも書いてもらったりしましたが、そのメッセージだけはなぜか時折思い返します。 ― 一時期、おしゃれというか服にある程度のお金をつっこんだことがあります

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動物はエライという境地 改

うちには現在、養子のうさぎがいます。 そして昔、うちにはインコがいました。セキセイインコを漢字で書けるほど(脊黄青鸚哥)、無類のインコ好きなのですが、最初に共同生活を始めたのは小学校2年生の時でした。 一番長生きした「ピーコさん」は、14歳まで生きました。 よく動物の本などではインコの寿命は7歳から10歳と書かれていますが、僕は嘘だと

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オカンとの勝負

お母さんというものは不思議な存在です。 もともと体がつながっていたのだから、その時点から不思議が始まります。 会社を作った時です。 僕は男に生まれたので、子を産むということができません。遺伝子的に。 でも、なんとなく我が子を産んだような心持ちになりました。おそらく実際のお母さんの気持ちとは別物なのでしょうが、世の男性クリエイターや起業

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いくつになったら大人なのかな? 改

若い時は大人とはどういうものかを想像して、それに苛立ったり、そういうものにはなりたくないと思ったり、逆に早く大人になりたいと思ったりしたものです。 大人になれば時間がなくなるというのが一般的なイメージですが、「そんなことはない、大人になったほうが沢山時間がある、そしてたくさんお金がある」ということを言う大人が周りに多かったような気がし

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やさしくてもかまわない 改

「自分は損をしている」 そう思いながらも「それで誰かが幸せになるなら」と思ってしまう場合は、何かを変な目で見ています。 自分は損をしている、という点も変ですが、そういうふうに思うのも100%避ける必要はありません。損をしているという感想もまずは肯定しておいた方が無難です。 損をしていると思うのは、どういった理由だからでしょうか。 そこ

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いい人願望

いい人願望

いい人とはどんな人か、善とは何かについて、大昔からいろんなことが語られてきました。 いい人願望とはいいますが、根本的に「いい人」とは一体何なのでしょうか? 「いい人」という判定を下すには判断の基準が必要になります。そして善悪の基準の上で善か悪かといったところで判断があり、いい人という認定が下るという具合です。 定言命法 定言命法という

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答えは風に舞っている

答えは風に舞っている

長い時間をかけて学校でつけてしまったクセは、すべてのことに答えを求めてしまうことです。 ― ― 人はダメな人と呼ばれないためにがんばっているわけです。しかし、問題なのはダメな人は本当にダメなのか?ということです。そもそも自分の判断基準はどこからきたのでしょう?疑いもなく、それが答えだと思い込んでいるフシがあります。 ダメな人とはどんな

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すべてを謳歌してくブーム

すべてを謳歌してくブーム

謳歌といえば「青春」ということになっているのか、「青春を謳歌する」ということは決まりきったことのように使われます。 「青春」とは、無責任で、物事がよくわからない故に、全てに可能性を感じて興奮している期間です。 「永遠に青春」という人がいますが、なんか違うなと思ってしまいます。 「いつまでも若い」のが素晴らしいことのように思っているので

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いつかはすべてがナツメロ

いつかはすべてがナツメロ

流行らそうと思って流行らせたものは、後に寒気を催します。 そして時代時代で流行ったものにとらわれていると、「若者」に笑われます。そしてあげく「最近の若いやつは!」ということになって、「お面倒」になってしまいます。 昔のものでいつまでも評価されるようなものは、たいてい時代を意識しなかったようなものです。 「最近はこの作り方が流行っている

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「お面倒」の起源

「お面倒」の起源

「お説教」とは、そもそもお釈迦様がお弟子たちに向かって説いた教えのことです。それが後年、おやじが酔いにまかせて部下たちに向かって垂れる面倒くさい話。すなわち「お面倒」に変わってしまいました。 基本的に人は「最近の人」、つまり「自分より年下の人」にダメ出しをします。これは「お面倒」と定義されます。 社会環境だけでなく、人格や姿勢に関して

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動物はエライという境地

動物はエライという境地

何かをエライとかエラクナイとかは考えないほうがいいのですが、「お題をまるごと流用」なので、そのままのタイトルでいきます。 昔、病に伏せていた頃、当時の彼女が京都市動物園に連れ出してくれました。 当時の僕は、ひたすら本ばかり読んで何事も難しく考えていて、何なら思考の限界まで極め尽さないと納得しないふしがありました。 その時の知識と思考鍛

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いくつになったら大人なのかな?

いくつになったら大人なのかな?

「大人」という言葉はかなり人を翻弄してきたのではないでしょうか。 これはかなり定義の難しい単語です。 心の大きい人とか自立している人とか日本では満20歳とかです(その後2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変なったようです)。 成人という言葉も変ですね。「それまでは人じゃなかったのか?」とでも言いたくなります。 いうなれ

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やさしくてもかまわない

やさしくてもかまわない

やさしくて何がいけないのでしょうか。 ひとつだけつっこみどころがあるとすれば、それはやさしさの定義が曖昧で、「弱さ」を「優しさ」と思っているだけかもしれない、という点くらいでしょう。 やさしくてもかまわないはずです。 しかしながら、ただ弱いことを優しさと混同しているという場合もよくあります。本来、優しさは強さの上にしか成り立ちません。

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