以前、大阪で置き引きに遭いました。
友人と数年ぶりの再会を記念して、一緒にゲームセンターに行った時のことです。
この再会のきっかけすら、イニシャルDでした。
群馬県に行くときに、いろいろと調べ物をしていたら、彼のブログにあたってしまったのです(俗に言う奇跡としか思えません)。
検索結果のDescriptionに彼の名前が表示されたので、飛び込んでみると彼でした。そこで連絡を取ってみました。
そして、数年ぶりくらいに再会することになります。
それはタッグバトルの時の出来事
大阪に集合して、ゲーセンでタッグバトルをしていた時のこと、「もう一回やろう」と思いつつも、小銭が切れたので、お札を取り出そうとカバンをみると、財布がありません。
警察の方と一緒に防犯カメラをチェックしたのですが、ゲームに熱中するあまり、「警視庁24時」並みにものの見事にまんまとカバンから財布を抜かれていました。完全に置き引きです。
防犯カメラに映っていた僕はすごく楽しそうでした。
まさに「ゲームに夢中」といったところでしょう。
しかし、「私がゲームに夢中になっている間~」と、被害状況調書を読み上げられたときは、我が事ながら少し笑ってしまいましたね。
友人のおかげでなんとか帰れました。
少し不思議な感覚
ただ、そんな中の帰り道、少し不思議な感覚に陥りました。
旅先で帰りの運賃ほどしか持たずに歩くと、手持ちのお金を非常に大事に思いながらも、なぜか気が軽い感じがしたのです。
普段、ある程度のお金を持ち歩くと、ある程度のことができます。
それができない状況だと、別に何も欲しくないどころか、変に気が散らないのです。
これは病みつきになりそうな感覚です。
それまでは、財布にある程度入ってないと、なんとなく変な気分がしました。
ついでにいうと、「はい身分証!」と身分証明書の提示を求められたときや、「いざという時のクレジットカード」などのことについて思ったりしていました。
ところが、財布を持ち歩かないと、別に気にもなりません。
意外にも、無意識での緊張を置き引きによって気づかされました。
そんなわけでがまぐちの小銭入れを買いました。
がまぐちの小銭入れ
いままでも、結構小銭入れと財布を使い分けていたのですが、原則的に小銭入れだけにしてみようということで、「がまぐち」を買いました。
おそらく数ある小銭入れの中で、最も使いやすいと思います。
よく「今日一日は、携帯電話を使わない」という日を設けて、気持ちをすっきりさせるという類のものがありますが、それと同じようなことです。
がまぐちだけを持ち歩くと、文字通り身も軽くなりますが、意識も軽くなります。
いまでは長財布を持とうが、がまぐちだけを持とうが、気分の変化はありませんが、がまぐち生活をしていると、何かしらの変化があったように覚えています。
がまぐちデート
お金がたくさんある人もあまりない人も、一度「がまぐちデート」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
折りたたんでお札を入れることもできますが、大体は千円ちょっとです。
お金に制約がある分、頭を使わなくてはなりません。
そういう局面になると、盲点が外れて意外におもしろい遊びや物事の楽しみ方ができるかもしれません。
今まで見向きもしなかった、街角に潜む小さな楽しさや美しさを存分に楽しめるかもしれません。
それに気づけて改めてもう一度お金を持ったとき、今までより楽しい世界が広がるかもしれませんよ。
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