小学五年生の時の懺悔タイム以降、「この世で最も苦しいのは腹痛であり、何事にも優先して腹痛を回避せよ」という信念を持っており、腹痛回避には余念がありません(ゆかたビフォーアフター)。
しかしながら、想定外の急激な冷えなどにより、少なからず腹痛が起こる可能性があります。そうした万が一の腹痛時、トイレが汚いとテンションが下がります。なので、そうした時の無駄な気力の消費を避けるために結構な頻度でトイレ掃除をしています。
トイレを掃除すると金運が上がる云々という話もありますが(まああれは「どうせ誰かがやるだろう」という怠慢や他者依存に関する心理的効果だと思っています)、僕はそうした理由から自発的にトイレ掃除を行っているわけです。
小学校低学年の時に初めて我が家にウォシュレットが導入されてから、幼心ゆえしばらくの間は得体のしれない機能であるという恐怖心から使用をせずにいましたが、懺悔タイムが頻発するようになってからというもの、お世話になりっぱなしという感じになっています。
そんな中先日、ウォシュレットの逆襲に遭いました。
振り返りざまのウォシュレットの逆襲
用を足して振り返った時のことです。
「ヴィー」
と動作音が始まり、
「ブゥアシャーーーー!」
とウォシュレットから噴射し始めました。
思わず
「おぉい!」
とツッコんでしまいました。
しばらくするとすぐに止まり、
「カタン」
と元の鞘に収まりました。
そのように
「待たんかい!」
というような感じでウォシュレットの逆襲に遭ったわけです。
ノズルが戻らない
それからしばらくしてまた用を足しに行った時のことです。
水が止まっていると思いつつ立ち上がって振り返ると、ウォシュレットが仁王立ちでこちらを眺めるように佇んでいます。
「ウハハハハハァ」と微笑んだ後に
「ブゥアシャー!」
と噴射し、「スコンッ」と帰っていきました。
次に向かった時もウォシュレットのノズルが出っぱなしです。
「ひとまず回路系なんかなぁ?」
と思いながら、一度電源を切り、電源プラグを抜いて再度差し込んでみました。
しかしながらノズルが出っぱなしだったので、ひとまず電源を入れてみました。
「ブゥアシャー!」
と一発だけ噴射して、「止」を押さずとも止まりました。
水が止まらない
そしてそれからは、ノズルは元に戻りつつも、「ジョボジョボジョボジョボ」とノズルの付け根から水が流れています。
「どうしたものか?」
ということで、再度オンにしてすぐに止めてみました。
若干ジョボジョボしながら再びノズルは出っぱなしです。
再度オンにしてすぐに止めてみたりということを繰り返してみました。
「スコンッ」と何かにハマったように止まりました。
対策を考えてみる
すぐに水道業者さんを呼んでも良かったのですが、まあどういう構造になっているのだろうということを知りたいという癖が出てしまい、ウォシュレットの型番からシャワー噴射系のトラブルの原因なんかを調べてみました。
すると、パターンとしては回路系とノズル弁系があるようでした。
まあ電気系統の故障によってうまく動作しないというパターンと、物理的に水をコントロールしているパーツが壊れているというようなパターンかどちらかという感じです。
究極は分解という感じになりますが、回路系に関しては自分でできることと言えば、電源の抜き差し程度、つまり再起動程度かなぁと思います。でも、オン・オフ、シャワー水勢の調整などは効いていたので多分回路系は大丈夫のような気がしました。
なので、「ということは弁系か?」ということになりました。
止まらない噴射に対して水勢の変更で様子を見る
「うーんどうしたものか?」と思いながら、そんなに頻繁に便座に座ることもないので、野放しにしていましたが、次の機会が来た時に、ひとまず、水勢を一度強にして、中、弱と段階的に落としていって止めるということをしてみました。
「スコンッ」
「よし!」
という感じでうまく止まりました。
そんな感じで、応急処置的に対応策は見つかったので、「また暇な時に業者さんを呼ぼう」なんてなことを考えてしばらく過ごしていました。
ウォシュレットの噴射の構造
ウォシュレットの噴射の構造としては、モーター等で水を噴射させているわけではなく、通常の水道と同じく「水道管からくる水圧で、基本的には出ようとしている状態」を弁で止め、オンにすると、弁を開放して水を出し、オフにすると弁で水を止めるという感じになっているようです。
弁が弱っているのか、欠けているのか何なのかはわかりませんでしたが、ひとまず、「弁が閉じきっていない」ことから水が止まらないような感じだったので、段階的に水圧を下げていくことでうまく弁がハマればということを意図してみたという感じです。
再び水が止まらない
急な噴射や止まらない噴射に対して、ノズルから出る水の勢いを強・中・弱と段階的に落として最後に止めるという方法で対処していましたが、ある時ノズルは元に収まりつつも、根本からの水が止まらないという感じになってしまいました。
ノズル弁等々、弁の問題となるとパーツが市販されていないためお手上げで、水の流れっぱなしのため「さすがに早急に直さねば」と思いましたが、ひとまず、水を止めるべく「トイレ止水栓」をマイナスドライバーで締めてみました。
「ん?これでいけるんじゃない?」
トイレ止水栓で水の量を調整
ひとまずは、ノズルから流れ出る水を止めるためにと、トイレの止水弁をマイナスドライバーで締めてみました。とりあえず固く締めたため、「トイレを流した後にタンクに溜まる水」が溜まっていく速度も遅くなっていました。
そういうわけなので調整が必要だと思いつつ、水道管から貯水タンクとウォシュレットに分岐している管を眺め、「これで水圧をコントロールできるはずだ」と思ったので、マイナスドライバーで調整してみました。
結果的に、ウォシュレットも直りました。
つまり何かしらの要因で、水圧がきつくなりすぎていて、水圧に対して弁が対抗できないという感じになっていたようです。
「うーん…なんで急に…」
と思ったのですが、あくまで推測の域になるものの、最近近所で大掛かりな解体工事があり、それに伴ってそれら複数の家屋に伸びていた水道管が止めれられて、少しばかり我が家に伸びる水道管の水圧が上昇していたのではないか、というようなことを思いました。
最終的には止水栓をほんの少し締めただけで直ったという感じになりますが、全体的な構造が見えない間は電源のオン・オフを繰り返して「ブゥアシャ!」にやられたり、水勢の強中弱を繰り返して粘膜が疲弊したりと結構面倒でした。
なにはともあれ直ってよかったよかった。
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