ワード-ホブランド現象(Ward-Hovland phenomena/ワード-ホヴランド現象/ワード-ホブランド効果)とは、無意味材料の記憶や運動学習で数分程度の比較的短い時間間隔で生じるレミニセンス(一定時間経過後の方が記憶を想起しやすくなる現象)である。無意味綴りなどの記憶材料で数分内の短い時間内に見られるレミニセンスが、ワード-ホブランド現象である。
換言すれば、ワード-ホブランド現象とは、「無意味なことに対する記憶」や動きなどの運動においては、学習直後よりも数分後(概ね10分以内)の方が思い出しやすいという現象である。
なお、無意味材料を用いて数分後に観察されるレミニセンスがワード-ホブランド現象であるが、レミニセンスには二種類確認されており、もうひとつは有意味材料の記憶に関する「バラード-ウィリアムズ現象」である。
ワードホブランド現象(ワードホヴランド現象 / ワードホブランド効果)
公開日:2018.10.22
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