なぜか毎年恒例になりつつある、盆明けの「群馬ツアー」です。
今回は1500キロほど走りました(4日半、1515km)。
さて、「心にググっと群馬県」第一発目は、長野県軽井沢から群馬への玄関口、中山道の「碓氷峠」です。碓氷峠には当然昨年も行きました。
昨年の記事
碓氷峠といえば、有名なのがやはり「めがね橋」こと碓氷第三橋梁です。
このめがね橋上は、「アプトの道」として歩くことができます。前回もめがね橋の上に登り、「碓氷コース」を眺めたりしましたが、今回はいっそ「このアプトの道をもう少し歩いてみよう」ということで、熊ノ平側からめがね橋にかけて歩いてみました。
碓氷峠 アプトの道
アプトの道は、群馬県碓氷郡松井田町(現在は安中市)にある国鉄(現JR)信越本線の旧上り本線廃線跡を利用した遊歩道です。旧国鉄のアプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川駅から熊ノ平駅(旧熊ノ平信号場)の間の約6kmの遊歩道になっています。
アプトの道沿いには、めがね橋こと碓氷第三橋梁、旧丸山変電所など重要文化財がたくさんあります。レンガ造りがキレイですね。
ちなみにアプト式鉄道とは、登山鉄道用ラック式鉄道の方式の一つで、上り用のギアのようなものの位相をずらして駆動力の円滑化、安定性の向上などを図っているという鉄道方式のようです。日本ではアプト式を採用した路線としてこの国鉄信越本線横川-熊ノ平間と大井川鐵道井川線アプトいちしろ駅-長島ダム駅間があるようです。
5号トンネル4号トンネルは前回歩いたので、今回はこのアプトの道を、熊ノ平側の10号トンネルからめがね橋に続く6号トンネルの間往復しました。前回に比べてめがね橋駐車場が混んでいたため、人混みを避けたという理由もあります。
碓氷峠路探訪 碓氷峠周辺ガイド
碓氷峠路探訪 碓氷峠周辺ガイドということで碓氷峠周辺やアプトの道の略図などが載っています(クリックで画像ページに飛びます)。
熊ノ平
碓氷峠こと旧国道18号線をめがね橋から軽井沢方面に行くと、熊ノ平駐車場というところがあります。めがね橋駐車場は、綺麗に整備されており、キレイなトイレもできていましたが、熊ノ平の駐車場は、ほとんどタダの更地です。
僕以外は工事関係車両しかいませんでした。
駐車場から旧国道18号を渡ると階段があり、アプトの道の終点に続きます。その場所が熊ノ平駅(熊ノ平信号場)です。
階段を登れば、アプトの道スタート(正確にはゴールでしょうか)です。
アプトの道はこの場所で終わりなので、振り返っても遊歩道はありません。
さあ進みましょう。
右手に熊ノ平駅(熊ノ平信号場)が見えてきました。
この熊ノ平駅は、駅から信号場になった場所のようです。電線がカッコいいですね。建物はドラマか何かで出てくる悪者のアジトのようです。
そして「峠の釜めしおぎのやさん」が泣いています。
この付近にベンチがあり休むこともできますが、観光案内にあった「トイレ」は撤去されていたようです。
ここからトンネルをくぐってめがね橋まで向かいます。
アプトの道のトンネル群
美しいレンガ造りのトンネル群の中を進みます。
午後6時にはこのトンネルの照明は消えるそうです。
前回来た時は、地元の方なのか、ジョギングをされている方などがいました。アプトの道は絶好のハイキングコースかつジョギングコースですね。
トンネルの横にも側道的なトンネルがあったりします。
そして碓氷峠(旧国道18号線)をちら見。
国道18号からめがね橋へ
アプトの道をどんどん進み、7号トンネルから6号トンネルに差し掛かった時です。
猛烈な便意がしてきました。
観光案内を見ると、めがね橋駐車場へはこの場所にある階段からも行けそうです。観光のイラスト地図なので距離感がつかめませんが、この階段を降りて国道18号を歩きながらめがね橋駐車場へ向かうことにしました。
「まだつかない、まだつかない、先が見えない」
気持ちは急いでいるのですが、足を速めるとお腹によくありません。
…
何とか間に合いました。
気を取り直して、爽快な気持ちでめがね橋に向かいました。
ひとまずここで再度階段を登ってアプトの道に戻ります。
そして毎回ですが、ここでしばらく道を眺めます。
碓氷峠です。イニシャルDに出てくるコースです。ドリキンこと土屋圭市氏が走りこんだコースのようですが、僕の中ではやはりシルエイティの佐藤真子のイメージしかありません。
そして、ゆっくり熊ノ平に戻りました。
帰りは少し上り坂になっているため、距離が長く感じられました。
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