想起集合(喚起集合)とは、消費者がある目的をふと思い、何らかの商品を購入しようとする時、その購入検討の対象となるブランドの集合が頭の中の集合である場合の集合。「○○と言えば?」という質問に対し、ある分野のブランド名、企業名の想起を求めた場合に対象者に想起された一群のものが想起集合(喚起集合)である。
いわば想起集合は、ある分野で想起される対象の一群ということでありながら、まさに一軍という感じになる。消費者に商品を購入してもらったり、店舗に来店してもらうためには、想起の段階で想起集合に入っている必要がある。その分野のブランド、企業として認知されているだけでなく、「一軍」として想起される時の一群の中に入っている必要がある、という感じで捉えることができる。
想起集合(喚起集合)の例
想起集合(喚起集合)の例としては、ソースカツ丼といえばヨーロッパ軒、というようなことになるだろう。ということで、「本を売るなら」の後に「ブックオフ」というような想起も該当すると考えることができる。つまり関連思考をしてもらうためにこのようなコピーがたくさんあるということになるだろう。おそらく「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂」も同様。
公開日:2014.11.22
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