女ぎらい

「女性はわれわれの敵である。」― 男性としてこのように他の男性たちに語る者は、自分自身を憎悪するだけでなく、自分の手段をも憎悪するような抑制されない衝動のあまり、そう語るのである。 曙光 347 女ぎらい(女嫌い)というストレートなタイトルでお送りします。女嫌い、女性嫌悪という感じになりましょうか。 700回投稿の際にアクセス解析を見ていたら、男女比率は、男性47.27%対女性52.73%とやや女性ユーザーさんが多いようです(ただPV数、滞在時間は圧倒的に男性が多く、長いという結果です)。 そんな中、たまに女性に対

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第700回投稿記念

これで700記事目になります。ということで第700回投稿記念の回です。第600回から第700回にかけては少しスピードが落ちた感があったように思います。少し忙し気味でした。またちょろちょろ書いていきます。 常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 そしてメッセージをいただいた方々、ご連絡ありがとうございます。やはり少しばかり励みになります。改めましてありがとうございます。 検索エンジンインデックス数ですが、おかげさまで1400ページを超えました。 ここで、サイドバーに掲示している「人気の記事です」の中で、ランキング

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われわれの幸福は賛否の論拠ではない

多くの人間は、わずかの幸福しか感じる能力がない。 曙光 345 序 思い返せば明確に人生に疑いをかけた瞬間というのがあります。 おそらくそれまでにも細かいものはたくさんあったのでしょうが、一番明確に覚えているのは、高校二年生の時です。 アルバイトを終えて、家に返ってホットコーヒーを飲みました。 その瞬間です。 「うまい」 と、ここまではただのおっさんのようなつぶやきです。 その「うまい」の瞬間にやって来た虚無感です。 ある種の安堵と幸福感を感じたのですが、この瞬間は一体何なのだろうというような感覚です。普段この時の

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ここはロードス島だ、ここで踊れ

われわれの音楽、それは海の魔物のようにそれ自体としては性格を持たないために、あらゆるものに変化することができ、また変化せざるをえない。 曙光 461 序 「ここはロードス島だ、ここで踊れ」 と、いきなり言われても、ロードス島がどこにあるのかわかりません(調べてみるとギリシャの南エーゲ地方にあるそうで、ナトリア半島沿岸部のドデカネス諸島のひとつのようです)。 さて、音楽については、先日少し触れたので、今回は「踊れ」について触れていきましょう。 「踊る姿を見ても…」的な感じで進めていきましょう。 踊る姿を見せられても

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その危険な時を利用する

切羽詰まっている時の感情は不快ですが、切羽詰まりすぎると不快であることすら感じることができずに、逆に理性的になるものです。 よくほろ酔いだと気分が乗って、普段では受け入れない要求を受けたりするということがありますが、泥酔すると逆に理性的になり、体が楽になること以外のことを考えなくなるのと構図はあまり変わりません。 精神的に危険なときはチャンスです。 それもかなりのチャンスです。 生ぬるいほどの危険だと、いつまでもそこに安住しようとしてしまいますが、相当の危険な状態だと、「天才ではないか」と思えるほど理性的な頭で考え

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たくみな誤り

社会で良しとされているものは、ほとんどが別にいいものでも何でもありません。そこに無駄に価値をつけすぎている事自体が、無駄な苦しみを増やしています。 無駄に価値がつけられているものを価値あるものと思い、所有から制限が生まれ、煩悩を増すことになるということを見誤ってしまうという点がたくみな誤りという感じになるでしょう。 何かを所有することは、その効用を享受できるという意味で確実にプラス要素だと思われていますが、その実は、それが原因で煩いが増え、また、行動が決定される要因になります。 所有から制限が生まれる 「所有」とい

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道徳的と自称する

直接間接問わず、道徳的と自称している人は結構います。 道徳的だと自称していたり、はたまた心のなかで自分は道徳的に生きていると本気で思い込んでいる人がたくさんいます。 しかし、ギムキョだからこそ盲目になっていることがよくあります。以前に少し触れましたね。 聞いた話ですが、例えば障害者の人がどこか福祉系の作業所に勤めた場合の賃金は15000円位だそうです。 一ヶ月働いて、15000円です。ここは日本です。貧困国と言われている地域の賃金の円換算ではありません。 どうして、そのような低賃金になるのでしょうか。 それは仕事っ

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大瀧詠一氏

もう最近は、楽しかったり深く味わったりするより、静寂の中で静かにできるだけ何も感じずにいるほうが好きになりました。 しかしながら、久しぶりにCDを買ったりしたので、この方について。 かなり有名な方ですが、知らない人は知らない(僕より若い人なら)、というような方ですね。しかし彼が手がけた曲を聞いたことがない人は、この日本では生まれたての赤ん坊以外ではおそらくいないでしょう。凄腕アーティストであり、作曲家として僕が最も大好きな人です。語るまでもないほど、というより語ってはいけないほどのすごい人です。 さらにいうと加藤和

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取り違えてはならぬ!

そうだ!彼はその品物を四方八方から観察する。そこで諸君はこれこそ認識にうってつけの人だと思う。しかし彼は値切ろうとするにすぎない。― 彼はそれが買いたいのである。 曙光 341 品物を具に見るときは、自分もそのようなものを作ったり売ったりしている業界にいるか、もしくは買う前の精度のチェックと、難癖つけての値切りのため、というような動機がほとんどです。 最近では「値切りといえば」の家電屋もポイント還元という逃げを使うようになってきました。しかし、その場で、スマートフォンででも型番を調べれば、アマゾンや楽天で全国最安を

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心理的恒常性維持機能と自責

この「うつ、うつ気味」テーマについては、およそ四ヶ月ぶりくらいになります。毎度のことですが、あまり安易に触れないでおこうという方針なので、更新はあまりありません。 今回は、直近に身近で思い当たるフシがあり、一度くらいははっきりと書いておこうということで、心理的な恒常性維持機能(ホメオスタシス)と自責について触れていきます。 ちなみに狭義の恒常性維持機能は、ある安定した状態を保とうとする本能的な生理機能のことです。気温が変動しても体温を平熱付近で安定させようとしたり、病気にかかりかけた時に病原体を退治したりする、体が

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思想家の寛容

ルソーとショーペンハウアーは― 二人ともその存在に人生を真理にあわせるという標語を記入するほど誇りが高かった。そしてまた二人とも― 真理を人生にあわせる― 彼らのいずれもが理解していたような真理を― ことが成功しようとしなかった点で、また彼らの人生は、旋律に一致しようとしない気まぐれな低音部のように、彼らの認識とならんで走った点で、どんなに彼らの誇りに苦しんだことであろう! 曙光 459 前半 「何でもわかりやすく」という流れがやってくると、「そうだカテゴリ分けをしよう」という発想がすぐにやって来ます。 その際は先

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誤認の利益

ある人が言った。憂鬱な気質にありがちな、人の気に入りたがる気まぐれに対して、子供のとき軽蔑を抱いたので、人生の半ばに至るまで、自分には自分がどんな気質であるのか、つまり自分がほかならぬ憂鬱な気質であるということが見えないままであった、と。彼は、これはありうるあらゆる無知の中で最上のものであると明言した。 曙光 341 世の中にはたくさんの誤解、誤認があります。人と人の間の相手にもっている印象などほとんどが勘違いです。 ただ、一言で勘違いだと言っても、どう勘違いしている可能性があるのかまで推測できる場合と、ただ伝家の

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