基本的に情報というものは入ってくれば来るほどゴミになります。どのような情報でもたいていはゴミです。ただ、かつて一応の有用性があったものの使用済みとなったためゴミ化していったという感じになっています。
胡散臭い人達の言う「邪気」というようなものは、このゴミです。表現が胡散臭く表現の角度が異常なだけで方向性としては間違っていません。
特に本来の自分には不要な情報、他人の問題に関する情報などはゴミ中のゴミであり、そこに何かしら対応しなければならないというような罪悪感が生じればさらにゴミとなり、押しつぶされていきます。
ゴミの押し付け合い
人々の会話を聞いているとたいていゴミを吐き出しています。
情報を整理して外に出すことで頭をまとめている形になります。
吐き出すことで頭のゴミ処理をしているということになりますが、聞いている側はゴミを得ることになります。
たいてい感情に基づいて話をするため相手にゴミを押し付けるだけになってしまいます。
ただ、こうした構造は仕方ないにしても、ゴミを宝に変えていくことができます。
頭のゴミ処理の基本構造
端的には、
①情報のインプットが多く、アウトプットが不足しており、頭に不要情報としてのゴミが溜まっている。
②アウトプットすればそれらは処理されてスッキリしていく。
③アウトプットの矛先が人で、感情に基づいて伝えると、相手がゴミを受け取ることになる。ただし多少のまとまりがあるためゴミの総量は減る。
というような基本構造があります。
ここでゴミをどのように扱うかというところが問題となります。
芸術的昇華によって宝になる
昔からよくあるのは芸術的昇華です。
もっとわかりやすもので言えば「漫才」のネタです。
たいてい辛い経験が元になっていたりします。
それを漫才のネタに変換することで、多くの人に笑いを提供しています。
ゴミを宝に変える最高の形の一つです。
小節等々でも、実体験や人から浴びた「嫌な情報」が物語として整形されることによって宝に変わっています。
たいてい自分が得てしまったゴミ情報は、自分だけのものではありますが、同じような経験を他の人もしていたりします。
なので共感的な需要が潜在的にあるわけです。
問題はアウトプットの方法や矛先です。
大量のゴミを一括処理するトランス状態によるアウトプット
実は大量のゴミを一括処理する方法があります。
それは深いトランス状態による自動アウトプットです。
このブログの役割の大半は、この自動アウトプットの受け皿です(なのでサイト目的としては特にありませんし、閲覧数がゼロでも何も問題はないわけです)。
ゴミと化した情報というものは無数にあります。
過去の記憶もそうですし、日常的に浴びる情報も同様です。
最近ではAIによる生成文を、毎日のように数万~十数万字浴びています。ふとした時に表示される広告の情報も同様です。
「なんでそんなオーバーアクションなん?」
と言いたくなる
「その方法、ぜっっったいにやめてください!」
とチョップをしながら訴えかけてくる謎の胡散臭い広告などがそれに当たります。
と、そうしたものはどうでもいいのですが、そうしたものを含めて日常的に情報がたくさん頭に入ってきているわけです。
単純なゴミ処理であればヴィパッサナーによって自動処理をすることができますが、どうせならそれをどんどん最適な形で外に出していってもよいのではないかと思います。
良い形で出すことができれば、誰かを助けることになるかもしれないからです。
その時の方法が深いトランス状態に入って自動アウトプットを行うというものです。
人に納得してもらおう、うまくやろう、最適化しよう、というような意図をもって頭で考えながらアウトプットするわけではありません。
半ば酔いに任せてポスト(昔で言うツイート)をするようなものです。それで不適切発言となり謹慎となる人達も出てきましたが、本質的にはあれと近いことをノンアルコールで行うのが「深いトランス状態に入って自動アウトプットする」というようなものです。
謹慎になるようなリスクのある行動をしたのは、そのプラットフォーム(当時でいうとTwitter)で、普段通りの延長でやってしまったからです。
同じようなことを匿名空間や他人の目に触れない机上の紙に出したのであれば、問題にはなりません。
むしろそこで出し切って、多少落ち着いてから後でまとめれば宝が生まれたのかもしれません。
一応、深いトランス状態になるということは誰にでもできます。
映画の世界に没入している時、テーマパークのパレードに感動している時、その状態になっていますからね。
ただ、日常でそれを生成するにはコツが要ります。
基本的なコツは、目を閉じておでこの裏側を見るようにし、目を固定します。そして、手を握って右手の温かさを左手で感じ、左手の温かさを右手で感じ、ということを交互に繰り返していくことです。
ある程度外界の感覚がなくなってきたら、あえて首をうなだれるようにして、深海に沈むように世の中と縁を切り、底まで沈んだらまた次は上に向かっていきます。そして物理的な自分の体を飛び出して世界を上から俯瞰するような感覚を得たり等々、一種の妄想空間に没入します。
僕はなんとなく慣れているのですぐに入れますが最初は誰かに誘導してもらった方が良いかもしれません。
それから適切な矛先を用意しておいて「自動アウトプット」を意図すれば、あとは自動で出てきます。
特定のテーマに基づく内容を出すのであれば、検索するように情報のかたまりを捕まえても良いかもしれません。