以前から、いつ言おうか、いついってやろうかと考えていたことがあります。
何というか、いつまで経っても許せないんです。
それをきちんと記述することで、よく眠れるようになるかもれない、ということではっきり言っておきます。
事の発端は…
カレンダーの語源、カレンデです。
別にそれは何も問題はないんです。
昔、古代ローマ時代、月の番人がいて最初に月が見えた日に「見えだぞ」という意味を込めて「カレンデ!」と叫んだということを娘の愛読書で知りました。
それはいいんです。
許せないのはですね…
―
ユリイカです。
元は、eurekaです。
誰?
ユリイカとカタカナ表記し始めたのは?
せめてユリーカなどと表現すれば、
外国語だということがわかりやすいんです。
百合烏賊というイカがいるのかと思うじゃないですか。
例えば百合鴎(ゆりかもめ)というカモメがいるじゃないですか。
イカにもヤリイカとかそういう分類がありますよね。
そんな感じでユリカモメやヤリイカもいるなら、ユリイカというイカがいるのかと思いますよね。
それがユリイカは「わかった」を意味するギリシャ語のεὕρηκα (heúrēka)、英語表記でも「eureka」なんです。
どう発音するのかは知りませんが、
普通に見ると、イウレエカ、せめてユゥレィカ、ユゥレェカみたいな感じではないかと思ってしまいます(エウレカと表記されることもあると最近知りました。それはそれでいいでしょう)。
なぜユリイカなのでしょうか?
ねぇ?
ねぇねぇねぇ。
という気持ちがあるので、
食後すぐに娘に読み聞かせをせがまれたときなんかは、
一度「ちょっと待って」
といいつつ、
しつこくせがまれるので、
「ィウリェイカ!」と叫んでから読み聞かせを始めることにしています。
―
もう一度いいます。
普通、初めて聞く言葉は既に持っている言葉のパターン、概念から推測してそれを捉えようとしますよね。
そこでユリイカです。
百合烏賊というイカがいるのかと思いませんか?
どう考えても、カタカナ表記で「ユリイカ」と表記したやつはバカですよ。
別に、ユリイカを何かのイカだと勘違いして恥をかいたとかそんな経験があるわけではないんです。
でも、ムカつくんです。
混乱しやすい「ユリイカ」という言葉を平気で使うということが許せないんです。
17、8歳くらいの時から許せないんです。
いつの時代かは知りませんが、当時のヒゲメガネ臭がします。
この場合は縁の太いやつではなく、ジョン・レノン系ですね。
多分着物で腕を組んでいますね。
女学生に
「君、こんな言葉を知っているかい?」
というようなことでモテようとしていた臭がプンプンしますね。
南方熊楠氏がエコロジーをエコロギーと表記するのはいいんです。
ガレージをガレーヂ、オレンジをオレンヂと表記するのもいいんです。
でもユリイカだけは許せません。