どうしても自分を探そうとするのは一つの通過点なのかもしれません。
「自分など探しても仕方ない」
ということに気づくために。
将来の夢
よくわからないままに「将来の夢」を決めるように強制されます。
幼稚園くらいの時から繰り返し唱えられるため、大きくなってもまだ「将来の夢」ならぬ「本当の自分の夢」みたいなものを追い求める癖がついてしまうのでしょう。
ゴムボートで大阪湾
しかも将来の夢が「京都市内の小川からゴムボートで大阪湾まで行く」というものなら叱られます。
僕は本気でした。
実際の川の速度から何時間で大阪湾まで行けるのかも計算し、桂川に合流して、淀川に合流して。。。と、ルートまで考えていました。
学校でそのことを言うと、「ふざけないでください」と言われました。
ふざけてなんかいない!
どうしてブラジルの高校にいってサッカーをやることはよくて、「ゴムボートで大阪湾」はよくないのかがわかりませんでした。
どっちも遊びではないですか。
職業につながらないという理由なら、それもおかしな話です。
旅が好きすぎて、旅の話で作家になったような人もいます。
「わかりにくいものは受け入れない」
まあ相手は公務員なので、公務員の発想なのでしょう。
本当の自分の夢
自分探しをしようという人は、そんなものを考える割に、たいてい人の目を気にしています。
一歩間違えると「インナーチャイルドの声を」みたいな変な宗教まがいのスピリチュアリストに洗脳されてしまいます。
確かにアイツの引力から脱することはいいと思いますが、響きが嫌ですね「インナーチャイルド」。
他の自分がいるかのような前提です。
そして、それを引き出すために数十万のセミナーを受けましょう、というものでしょう。
そういう考えは、アイツの圏内での話です。
きっかけとしてはいいかもしれませんが、繰り返すようにブックオフで100円で売っているような話です。
のめり込んで目が覚めた時の恥ずかしさを先取りしてしまいましょう。
そんなことをするより目の前をしっかり見ることです。
自分を安く見積もるのもどうかと思いますが、もっとすごい自分なんて考えずに、「世界には自分しかいないんだ」、と思ってみましょう。
それでも、もっとすごい自分が欲しいですか?
そして、「自分すらいないんだ」とイメージしてみましょう。
それでも見て見たい世界をイメージしてみてください。
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