睡蓮(すいれん)は、スイレン科スイレン属の水生多年草です。本来、睡蓮(すいれん)の名は、日本に一種だけ自生する未草(ヒツジグサ)の漢名を指しますが、一般的にスイレン科スイレン属の総称として用いられます。温帯スイレン(温帯性スイレン、耐寒性スイレン)や熱帯スイレン(熱帯性スイレン)といったように生息する地域によって様々な睡蓮の品種があります。
花は朝開いて夕方まで咲き続ける昼咲き性のため、睡る蓮ということで睡蓮(スイレン)と呼ばれているようです。品種によっては夜咲き性のものもあるようです。
水位の安定した池などに生息する抽水植物の一種で、水底の泥や土に根を張り地下茎から長い茎を伸ばす形で生育し、水面に丸い葉を浮かべ、茎をのぞかせて花をつけるという特徴があります。
睡蓮(すいれん)の花
睡蓮(すいれん)の花です。温帯スイレン、熱帯スイレン共に、白や赤、ピンク、黄色、それらを複合した色の花があるようですが、青や紫を含む花は、熱帯スイレン特有のようです。
睡蓮(すいれん)の葉 浮葉
睡蓮(すいれん)の葉は、丸型の葉に切れ込みが入るような感じになります。円形から広楕円形の葉で、切れ込みが入るような形でハート型のようになっているものもあります。
睡蓮の葉は、水に浮きますが、蓮(はす)のような強い撥水性はありません。また、蓮のように空中に葉がつくような感じはなく浮葉のみといった感じです。
葉の裏面は水に浸っているため葉の表側に気孔があります。
学名: Nymphaea
公開日:2020.04.10
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