友達申請とお知らせ

「人脈を広げたく友達申請をさせていただきました。よろしければよろしくお願いいたします」

SNSはほとんど触りませんが、こういった類のメッセージがよく送られてきます。月に数件でしょうか。それどころか社長同士の集まりに行ったりすると、その名簿を見て検索してただ友達申請してくる人もいます。

名刺交換すらしていないのに友達申請をしてくるという感じですが、どういった神経をしているのでしょうか。

いずれもロクでもない人なのは明確なのですが、こんなもので「友達」になって、人脈なのでしょうか。それにたいていどころか、そうした友達申請をしてくる人は、すべて士業か保険屋、おそらくマルチであろう人です。たまに自己啓発に陶酔したような「成功したい系の若者」なんかも混じっています。

仮に友達になってもその人の広告を見せられるだけです。広告ではなさそうに見えて結局ブランディングのための記事の紹介だったりします。そうした広告を見せられて数撃ちゃ当たるのお客として扱われるか、そうでなければ売名行為の踏み台にされる程度です。

数撃ちゃ当たるの発想と営業代行

謎の友達申請への対応

そんなわけで謎の友達申請は全て無視しています。

友人の友人として表示されているため、以前は無碍にできないかなとも思いましたが、今は完全に拒否しています。

理由は、そんな人はロクでもない人だからです。

もしメッセージを送って、同時に友達申請するにしても、これほどまでにSNSが普及するまでは、公開されている記事などの感想を添えたり、先にコメント欄に登場してから、という最低限の礼儀があったように思います。礼儀というより、それもないとなると何のための友達なのか不思議になりますね。

つまりは、謎の友達申請など、知名度を上げたいからであり、広告を見せたいからであり、友達の数で箔をつけたいからであり、とどのつまりは客になるか、客を紹介するか、ほかの客へのアピールポイントとして踏み台になってくれ、ということになりますね。

もしこちらが絶対に客にならないような類や、完全に変人な感じで演出していたら同じことをしていたでしょうか。それは絶対にありません。

お知らせ

さて、そうしたSNSでお知らせマークがついていると思ったら、イベントのお誘いや「like」リクエストだけだったりします。やはり、すべて無視しています。

そして、さらに絶望的なのが「○○さんがリンクをシェアしました」というお知らせ通知です。

それがどうかしたのか、というのがまずありますが、そのリンクが「自己啓発系」の格言集だったりします。

結局、教祖的になりたい人がセミナーで儲けたいがための記事を初めて見た人は、初めてなので気持ちが動きシェアしてしまいます。

それはそれで構いませんが、なぜそれをわざわざ「お知らせ」しようとするのでしょうか。それは広告で収益を上げている会社はアクセスがないと広告収入が入らないからです。

おそらく、どれくらいの頻度で「お知らせ」すれば一番アクセスが増えるのか、いま計算しているところでしょう。そろそろ終わった頃でしょうか。

SNS詐欺師

友達申請で多いのが異性系で、性的なお誘い系が未だにたまにありますね。同じアカウントを使いまわしているのか、アカウント情報がぐちゃぐちゃのものがありました。プロフィール写真など、どこかから引っ張ってくれば何とでもなります。

たいていのSNS詐欺師は、男性である僕に対しては「もしかしたらいけるかも系」の女性を装っていたりします。脇の甘そうな人に対しては異性でなくても「成功できるかも系」を装ってやってきます。

また、それ以外にもアカウント乗っ取った上で知人を装って連絡してくる輩もいるので注意が必要です。

LINEアカウント乗っ取り

LINEアカウント乗っ取りがニュースでも流れましたが、僕の知り合いがそのニュースの直前に乗っ取られたようで、当然に僕にも詐欺師からメッセージがきました。

「今忙しい?ちょっと手伝って欲しいことあるんだけど?」というやつですね。iTuneカードを買ってきてシリアルを送れというやつです。

そのアカウントの方は、一応仕事上の付き合いのあった方で、社長さんです。いきなりタメ口、というのは考えにくかったのですが、その人ご本人の気質から言えば突然それほどに横柄になってもおかしくない、という点もありました。

そのメッセージが来るまでに、以前のやり取りが残っているはずです。そこでの文体を考えればもっと周到に騙すこともできたでしょう。しかしそれをやらなかったのは、「時間が限られているので数を撃て」だからでしょうね。それかやはり頭が悪いからでしょうか。

ひとまずそのメッセージを見たときに僕はどんなふうに思ったでしょうか。

「ほう、いきなり横柄に出たか。宣戦布告とみなそう」

みなす、ということは、反証があっても覆らない、という意味で推定ではありません。

つまり、詐欺師であろうが、本人がシラフであろうが、酔って血迷ったということであろうが、戒めるということです。怒りはしませんでしたが、しつこければ戒めればよし、ということでとりあえず無視しました。

すると別のSNS上で、「乗っ取られたようです」という投稿をされていました。

その方の友人の方が、既に使用済みのiTuneカードのシリアルを送って詐欺師を煽って、遊んでいる様が投稿されていました。

そもそもなぜ関西人なのに標準語なのかというところから、勉強し直したほうがいいですよ、詐欺師さん。

Category:IT &Internet パソコンとか通信とか

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