クロスモダリティ・マッチング

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クロスモダリティ・マッチング(cross-modality matching)とは、モダリティ(感覚様相)が異なれば、主観的体験の内容は全く異なる中、二つの異なるモダリティの間で、その二つの感覚量が主観的に等しくなるようにマッチングを行うことである。

このモダリティ(sense modality)には、一般に視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、触覚・皮膚感覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚、運動感覚(筋感覚)、平衡感覚、内臓感覚(有機感覚)といった区分がある(モダリティ効果「モダリティ(sense modality/感覚様相)」

クロスモダリティ・マッチングの例(視覚と聴覚の場合)

クロスモダリティ・マッチングの例として、視覚と聴覚の場合、「ある一定の強度の光刺激による『明るさの感覚』」に対して、「どれくらいのレベルの強度の音圧による『音の大きさの感覚』」が等しいと判断するかを測定しマッチングを行う。

あるモダリティ(感覚様相)にある強度の刺激を与えると、その刺激によって一定の感覚量が生じるが、こうした刺激と対比する形で他のモダリティから刺激を与え、各々の感覚量が等しくなるようにすることがクロスモダリティ・マッチングである。

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クロスモダリティマッチング(cross modality matching)

Category:心理学

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