オキザリスは、カタバミ科カタバミ属の多年草(ものによっては一年草)です。カタバミ属の学名がオキザリス(Oxalis)なので、カタバミ科カタバミ属の植物全般を指します。カタバミ(酢漿、片喰、方喰、傍食)も当然ながらそれに属しますが、主にオキザリスと呼ばれる時は園芸品種のものを指します。アフリカや中米・南米に生息しています。
オキザリス
オキザリスには、ハナカタバミ(花片喰)という品種があったり、多種多様な花の色の品種があります。
カタバミと同様三つ葉の葉っぱが特徴的です。
紫色の花で自生している帰化植物として、ムラサキカタバミやイモカタバミがあります。ムラサキカタバミの球根には百合根のような鱗茎があり、イモカタバミの塊茎は硬く節があります。
カタバミ
カタバミ(酢漿、片喰、方喰、傍食)については、白詰草(しろつめくさ) クローバーで、シロツメクサに似た植物としてご紹介していましたが、こちらにも再掲します。カタバミは五弁の黄色い花をつけます。
このカタバミは、道端で発見することができます。
カタバミの葉は夕方になると閉じて朝になると開きます。また曇りのときも閉じているようです。なお、葉が暗い赤紫色のアカカタバミという種もいます。
カタバミの実は、まるでオクラのような風貌をしています。実が破裂してタネを飛ばしまくるようです。
酢漿、片喰、方喰、傍食の名
カタバミの漢字表記としての酢漿という名は、噛むと酸っぱい汁が出るという意味からのようですが、片喰、方喰、傍食というものについては、夕方や曇の日に半分に閉じた葉の様子が「片方・傍らを喰む・食む」という感じから字が当てられたようです。
学名: Oxalis
公開日:2020.07.13
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