ウツボカズラ(靫葛)は、 ナデシコ目ウツボカズラ科ウツボカズラ属の食虫植物です。落とし穴式で捕虫するタイプで、食虫植物の代表格とも言える植物です。熱帯地域を中心に広く分布し、100種以上の種類が確認されています。
こうした食虫植物も光合成をしていますが、光合成だけではエネルギーが足りないような場所に生息しているようで、栄養を補うために捕虫するという感じのようです。
ウツボカズラの捕虫方法
ウツボカズラは、葉の先が捕虫嚢という袋状になっており、この中に虫を誘引して落とし込み、消化吸収します。捕虫嚢の入口付近や内部にある蜜腺で誘き寄せるようです。
捕虫嚢内部は固くロウ質になっているためすべりやすく、一度入った虫がよじ登ろうと思っても滑って落ちてしまうという構造になっています。
中には水が溜まっており、その水で虫は溺れ死んでしまうようです。雨水が溜まっても吸収し、乾いていても地下から水を吸い上げて一定量水を満たすという感じで調整されているようです。
同じ落とし穴式の捕虫を行う植物にサラセニアなどがいます。
食虫植物(一覧)
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Category:植物