アフォリズム 661-670

アフォリズム 661-670

  • 661.様々なゲーム
  • 662.ゲームの応用
  • 663.あくび
  • 664.思いやりと真面目と楽しさ
  • 665.ピアノからの離脱
  • 666.社会に蔓る悪魔
  • 667.ナメてかかってくる脳筋への対応
  • 668.閉鎖空間慣れした脳筋発想と自由競争
  • 669.地方の過疎化の原因としての閉鎖空間慣れした脳筋発想
  • 670.業の発見

661.様々なゲーム

ゲームは思う存分やり込んだ方が良い。

多種多様なゲームを思う存分やり込むと、様々なゲームの面白さのパターンを人生に組み込むことができる上に、様々なゲームのクリアのパターンが、人生の問題の解法のヒントとなる。

662.ゲームの応用

「あの属性にはこの属性で挑む」といったものや「次の行き先がわからなければ村人に聞け」、「単純に消すのではなく、積み上げて連鎖で消せ」といった単純なことをどうして日常に応用できないのだろう?

663.あくび

あくびをしたり、あくびの真似事をすると、全身の神経の緊張が解けたり、内臓が緩んだりする。それくらい単純なことなのであれば、利用しない手はない。

664.思いやりと真面目と楽しさ

まず、思いやりによって真面目に考え、その次に思いやりによって楽しさを加えることを考える、というプロセスが重要である。

665.ピアノからの離脱

ピアノを習っていた者はある程度いるにしても、それを続けている者は数少ない印象がある。

その理由のひとつは、「音楽」でありながら、たいていのピアノ教師が目くじらを立てて真面目にバイエルをやらせることにある。つまり、最初に楽しみを与えないからであり、練習に楽しみの要素がないというところにある。

楽しければ基礎練習も楽しいが、楽しみよりも苦痛が上回った時、人は本能的にそれを避けるようになる。本当の演奏家になりたいと思う者はごく一部であり、そうした者にはそうした方法を取ればよいだろう。

自分たちが本当の演奏家になりたいと思いつつもなれなかったからといって、演奏家になる人向けの厳しさを押し付けるのはやめてくれないか?

「小指が痛いって言ってるよね」

音楽が楽しくないのであれば、音楽に携わっている者という面をするのはやめていただきたい。

ベースを弾きだして好きな曲を練習してた時は、絆創膏を貼ってでも弾いたよ。学校が休みの日は、一日12時間くらい弾いてたよ。

小指どころじゃないよ。全部の指が痛いよ。でも弾いたよ。

つまり端的には

「鬼婆みたいなお前の拍手なんかいらないよ。音楽自体を楽しみたいよ」

ということになる。

これは一般論というよりも個人的経験による感想である。

666.社会に蔓る悪魔

あと一歩届かず一流になれなかった者たちが、何者かになれそうな雰囲気を与え、その実、時間と金銭を奪いながら苦痛と劣等感だけを与えるというのであれば、単に悪魔じゃないか。

667.ナメてかかってくる脳筋への対応

年齢や事業規模等々を理由に、「タダで教えろ」「私に媚を売れ」と、ナメてかかってくる脳筋体育会系への対応は、

「自分ではわからない脳筋君が、人に聞くにあたってなんかほざいてるぜ(笑)」

「今までこんなことにすら気づけなった脳筋君が、なんかほざいてるぜ(笑)」

と、漫☆画太郎氏作「珍遊記」の山田太郎の如く、嘲笑うように爆笑することである。

そして

「仕方ないじゃないか。脳みそが筋肉なんだもの。親の上腕二頭筋が見てみたい!」

と爆笑をおかわりすることである。

そして、もちろん質問には答えない。

668.閉鎖空間慣れした脳筋発想と自由競争

学校という閉鎖空間では、「俺の方が先輩だから、俺を試合に出させろ」というのが通ったり、それに味方するような者がいたりと、自由競争による最適化が阻害されやすい。

しかしながら、運動の分野ですら、社会においてはそれは通用しない。プロの世界で「先輩を立てて、自分は引き下がる」といったものや「彼の方が先輩だから彼の方を出場させよう」ということは聞いたことがない。

ということは、社会の方が自由競争がきちんと働くということになる。

そんな社会の中でも脳筋発想の「先輩」などという概念に異常に縛られているところは自由競争による最適化が働かない。よって、それは収益に響くことになるだろう。

この自由競争は、「彼の方が実力があるから彼に任せよう」といったものや、実力が同じくらいなら「彼の方が愛想が良くて頼みやすいから彼にしよう」というような自由で自然な競争であり、自然な最適化である。

まして企業間において脳筋発想を出してきたところで、市場はどれだけオープンで、どれだけ広いと思っているのかね?

学校のような閉鎖空間と同じような発想が通用すると思っているのかね?

それを端的に言うと

「お客は他にたくさんいる。だからあなたとさようなら」

ということになる。

669.地方の過疎化の原因としての閉鎖空間慣れした脳筋発想

「閉鎖空間慣れした脳筋発想」は、地方の過疎化の原因の一つであると考えることもできるだろう。

業種にもよるが地理的に閉鎖空間が機能した場合、脳筋発想がある程度通用しやすくなる。

だからこそ、より伸び伸びとした都市部に人が移動してしまう。

670.業の発見

どのような業があるにしても、基本的にやることは同じであるため、詳しく語ったり知る必要はない。

ただ、特別繰り返される嫌な出来事には、我が事としての特別論としての課題が含まれている。

つきまとうように対象を変えて繰り返される同じような出来事やそのたびに感じる嫌な感情には、消滅させるべき業が示されている。

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