奈良に住む友達は、実家が旅館ということもあって、付近の観光情報に関しては「プロ」の領域に入っています。
頭塔(ずとう)
頭塔(ずとう)は、奈良市高畑町にある土製の塔。1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。奈良時代の建造で、東西南北の各面に石仏を配置する。1922年(大正11年)、国の史跡に指定された。
『東大寺要録』の記録では、奈良時代の僧、実忠によって造営されたという。そこでは「土塔」(どとう)と表記されている。一方で、平安時代の『七大寺巡礼私記』以来の、玄昉の首塚である、という伝承もある。「どとう」が転訛して「ずとう」と称されるようになり、玄昉首塚説との関連で、「頭塔」という漢字が当てられたものと考えられる。
以前、友人数人で彼の実家に泊りに行った時です。全員が「よそ者」の僕たちは、彼に付近を案内してもらうことになりました。
そこで、「頭塔(ずとう)」というピラミッドに連れて行ってもらったことがあります。
おもむろに携帯電話を取り出した彼は、何やら誰かに電話し始めました。
彼の旅館の自転車を借りて、みんなでしばらく走ったあと、今まで存在も知らなかった、頭塔がそびえ立っていました。
するとキャップをかぶったおじさんが彼に「ほい」と鍵を渡しています。
観光協会特権か。。。
そして夕暮れどき、みんなでプラミッドを探索するのでした。
その後、我々は彼のお父さんの愛車に乗せてもらって、まほろばを満喫するのでした。
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公開日:2014.06.29
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