長実雛芥子(ながみひなげし)は、 ケシ科ケシ属の一年草です。長実雛罌粟と表記されることもあります。地中海沿岸が原産の外来種でケシやヒナゲシの仲間です。
ナガミヒナゲシという名を持ちますが、ケシのような成分はありません。他の植物の生育を抑えるアレロパシーと強い繁殖力から生態系への影響を懸念されていますが、一応今のところは特定外来生物としては扱われていません。
長実雛芥子の花
長実雛芥子(ナガミヒナゲシ)の花。オレンジ色の花がつきます。
開花期は4月から5月で、花弁は基本的に4枚です。
長実雛芥子の葉と実
芥子坊主と呼ばれる果実が細長く中にたくさんの種が入っています。自然界のマラカスです。「芥子粒ほどの大きさ」と言う言葉が示すとおり、かなり細かく小さな粒がたくさん入っています。
葉は結構細かめです。
実ができる途中の状態です。少し毛が生えています。
また実の中身の種が確認できそうな頃に種の写真を追加しようと思います。
学名:Papaver dubium
公開日:2020.04.20
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