蓮(はす)は、ハス科ハス属の多年性水生植物。インド原産で、水の底にある地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します。草高は約1mで葉には撥水性があります。
地下茎は根菜でおなじみの蓮根(れんこん、はすね)。
蓮の葉を荷葉(かよう)と呼ぶように、蓮は「荷」と書かれたり「藕」と表記されることがあります。なお、蓮の形の台座を意味する「荷葉座」は「かしょうざ」と読みます。
また、アオイ科フヨウ属(芙蓉属)ではありませんが、芙蓉(ふよう)水芙蓉(すいふよう、みずふよう)と呼ばれることがあるようです。その他、異名として不語仙(ふごせん)、池見草(いけみぐさ)、水の花といった呼称があります。
蓮の花
![蓮の花 烏丸半島蓮の群生地](https://diveintomyself.funfairfanfare.com/wp/wp-content/uploads/2014/08/db76545ec184ebd8f19a7737573ed490.jpg)
蓮の花
白~ピンクの花を咲かせます。
蓮の花期は一般的には7月下旬~8月上旬のようですが、様々な地方で見かける限り、概ね6月から8月ごろという感じです。
![蓮(はす)](https://diveintomyself.funfairfanfare.com/wp/wp-content/uploads/2020/01/6148dd77f50b47873342470b2f203bbc-980x654.jpg)
蓮(はす)
仏教絡み等々一般的な感じで表記される蓮華(レンゲ)はこちらであり、マメ科ゲンゲ属「レンゲ」、「蓮華草」こと「ゲンゲ(紫雲英)」とは別物です。
![蓮の花(三室戸寺にて)](https://diveintomyself.funfairfanfare.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/9f2bdbbf9bf4bc5c993193cae1148185.jpg)
蓮の花(三室戸寺にて)
早朝にポンッと咲き、昼ごろから閉じだすのが特徴です。
蓮の蕾
![蓮(はす)の蕾](https://diveintomyself.funfairfanfare.com/wp/wp-content/uploads/2020/01/444f11ed410ecdea36d88ce74f7b984a-980x654.jpg)
蓮(はす)の蕾
蓮(はす)の蕾です。
蓮の葉
![ハスの葉・蓮の葉](https://diveintomyself.funfairfanfare.com/wp/wp-content/uploads/2014/08/fdeda1806819f2eff2fceacb51c8a7b6.jpg)
蓮の葉
ハスの葉「荷葉(かよう)」。円形です。蓮の葉には撥水性があり、水を弾くことで有名です。
ロータス効果
葉の表面についた水が表面張力によってに丸まって水滴となり、異物を絡め取りながら転がり落ちる現象をロータス効果と呼ぶそうです。ちなみに蓮の英名はロータス(Lotus)です。
学名:Nelumbo nucifera
公開日:2020.01.11
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