時空相待 カッパ効果(S効果)とタウ効果

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時空相待(じくうそうたい)とは、2つの刺激をそれぞれ短時間を継時的に呈示する時、その時間間隔の知覚は空間間隔に依存し、空間間隔の知覚は時間間隔に依存することである。

「空間間隔が長いほど時間間隔は長い」というカッパ効果(S効果)と「時間間隔が長いほど空間間隔は長い」というタウ効果を合わせて時空相待と呼ぶ(時空相対は佐久間鼎氏による造語)。

タウ効果とS効果(カッパ効果)を合わせて時空相待・時空相待現象と呼ぶ。

カッパ効果(S効果)

カッパ効果(S効果)とは、2つの刺激をそれぞれ短時間を継時的に呈示する時、空間間隔が長いほど時間間隔は長いと知覚されることである。この効果・現象の存在を示したコーエン氏は、これをカッパ効果と名付けたが、コーエン氏たちの実験では空間間隔が大きいので、刺激光が網膜周辺部に結像することによる周辺効果であると考える考え方もあり、狭義の「時間知覚上の空間効果」としては、安倍三郎氏によって名付けられた「S効果」の方がより狭義にその意味を示す。

タウ効果

タウ効果とは、2つの刺激をそれぞれ短時間を継時的に呈示する時、その2つの刺激間の「空間間隔の知覚」は2つの刺激間の「時間間隔」に依存するという効果である。一般に、「時間間隔が長いほど空間間隔は長い」と知覚される。こうした現象はヘルソン氏によってタウ効果と呼ばれた。

概念としては、カッパ効果(S効果)の逆の捉え方であり、タウ現象の逆の現象「時間知覚上の空間効果」が同様にみられ、カッパ効果(S効果)である。

カッパ効果(S効果)とタウ効果の共通の特徴

カッパ効果(S効果)とタウ効果は、それぞれ「空間間隔が長いほど時間間隔は長い(カッパ効果/S効果)」と「時間間隔が長いほど空間間隔は長い(タウ効果)」というほぼ表裏の関係にあり、共通の特徴を持っている。両効果の共通の特徴としては、視覚だけでなく触覚でも起こるという点、仮現運動の起こりやすい条件とかなり一致しているという点、時間と空間を分離しようとする構えをとると効果が小さくなるという点、大人より子どもの方が強いという点などが挙げられる。

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Category:心理学

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