アフォリズム 961-970
- 961.資源への気付き
- 962.誠実の属性
- 963.ほんの少しの要因
- 964.使う側という再認識
- 965.環境の利用と葛藤
- 966.当て馬
- 967.Zの紋章
- 968.一般感覚との乖離
- 969.精神状態の変化を求めて
- 970.再考の下準備
961.資源への気付き
改めて始めて新たに準備しようと思わなくても、既に資源自体は持っているということが多い。
962.誠実の属性
あるところでは誠実にすればするほど誠実が返ってくるが、あるところでは誠実にすればするほど不誠実が返ってくる。
では不誠実にすればするほど誠実が返ってくるのかと言えば、それには一定の条件が必要になる。条件を満たしていない場合は不誠実に対して不誠実が返ってくる。
963.ほんの少しの要因
ほんの少しの些細なことほど、注意力が奪われているという自覚がない。しかし、一日のうちの積み重ね、日々の積み重ねは、凄まじいものとなる。
964.使う側という再認識
使う側のつもりでいて、使われる側になっているというのはとても滑稽である。様々なテクノロジーの利用はもちろん、物に対する債務に追われているというのは、やはり滑稽に映る。
965.環境の利用と葛藤
個人的にはやりもしないようなことを他人に勧めたり、そうした社会環境に警鈴を鳴らすのではなく利用するというのは、どこかしら心苦しさが生まれる。しかしながらある環境に対抗するにしても、ひとまずその流れを利用するしかないという場合がある。
966.当て馬
常時接続による軽度なドーパミン刺激は、当て馬のような辛さがある。早急に脱すべきである。
967.Zの紋章
Z会の称号、Zの紋章を体に刻むというのが、ひとまず何事にも手っ取り早い方法となる。先天的な限界はあるにしても、その限界にまでは寄せるというのが望ましい。
Z会というと、凡夫は闘争心から横柄になりがちである。そのため避けられる傾向がある。そこで推奨したいのが、慈悲深いZ会である。
そうなると横柄Zは出る幕をなくすだろう。
968.一般感覚との乖離
ある地点を越えると、自分の感覚が一般の感覚と大きく乖離していく。そのことが理由となって、商いがうまくいかなくなることがある。
自分にとっては必要のないこと、下手をすれば不快であることも、一般感覚としては嬉しい衝動が起こることもある。そのような部分を改めて整理した方がいいだろう。
969.精神状態の変化を求めて
すべての行動は、今の精神状態を何かしら良いものにしたいという意図から起こる。
970.再考の下準備
物事を改めて考えるにしても、まずは一旦体を動かしてからにした方が良い。
「体を操作する」ということも、結局頭を使っているということを忘れてはならない。
そしてうまく動いている感覚が生じてから、考え直すと良い。
時に、本格的に考える前は深刻だと想っていたことが、それほど大したことではないのかもしれないと思うこともあるだろう。
それくらい、思考や感情はあてにならない。
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