この茜色の夕日は、いつ見ても何度観てもいいなあ。すごくいいなぁと思います。頭文字Dのおかげで縁も所縁もなかった群馬県と縁ができるように、フジファブリックのおかげで縁も所縁もない山梨県に興味が湧きます。
奥に心のこもった何かがあると、それはずっと誰かと誰か、何かと何かを繋いでいくのでしょう。
この動画を観て何も感じない人とは、おそらく友だちになれません。
「茜色の夕日」
後発のゆるキャラは本質からズレている
いつも思うのですが、マンガの舞台となる場所でも、おそらくその地域への思い入れがあるはずです。
それで、フジファブリックみたいな地元愛とか、そういったものがなくて、ただ単に「その地域をテーマにしただけの作品」みたいなものには、その奥にストーリーも文字通り思いも無いんです。
ただ単にデザイナーが考えてキャラクター化すれば、それで観光PRになるとかってかなり違うと思います。
頭文字Dなんかは、わかりやすくて、マンガやアニメを観てた人からすれば、もうハチロクを観ただけで「秋名下り」を思い出すはずです。
ただブームに乗っかっただけで、地方の公務員の人で観光課みたいなところにいる人は、「仕事をやっている」という口実になるからという理由で、ゆるキャラなんかをやっているのでしょう。
元々、ゆるキャラ自体が、「キャラクター物でなんとか観光PRをしよう」という人たちがいて、あまりに報われないから「輝かしい舞台を作ろう」という発想でグランプリが開催されだしたのが経緯のはずです。
地元愛があって、「少しでも小さい子に喜んでもらおう」とか、そういったものが先にあって、でも「マイナーキャラだから反応も薄く、ときにスルーされたりして、報われず」という事になっていた、というのが大前提です。
ある地域のゆるキャラの裏話ですが、グランプリへの投票をその市町村の職員は一切参加せず(観光課みたいなところの人もね。まあ自演もどうかと思いますが)、税金から費用を払って外部業者に委託していたりとかそんなことも起こっています。
…
なんじゃそりゃ。
奥に「何か」があるのとないのと
京都といえば、「く」から始まるバンドが有名だそうですが、個人的な感覚としては、あれは地元愛ではなく、「京都」をダシにしているだけで、愛着が感じられません。
その影響からか、それほど地元京都では愛されていません。
知り合いでも「り」で終わるバンドが好きだという人は、滋賀県とか兵庫県の人です。
フジファブリックと山梨県のような関係にはなれないでしょう。
フジファブリックの地元だからと、富士吉田に行く人はいても、あのバンドの出身地だということで、京都に来る人はあまり想像できません。
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