草津に来たからにはということで毎度おなじみ草津熱帯圏です。
毎度世界の昆虫展からスタートするのですが、昆虫展は常設展ではなく7月から9月までの夏休み特別イベントのようです。草津温泉・草津熱帯圏来るのが毎回この時期なので、そういうものだと思っていましたが、どうやら違ったようです(心にググっと群馬県 2018 草津温泉&草津熱帯圏)
草津熱帯圏内にて「SNS・ブログ等でどんどん発信してください」という感じで案内が立っていたので、今回は細かく分類して投稿していこうと思います。草津熱帯圏第一弾は、「世界の昆虫展」で、カブトムシ・クワガタ・蝶などをご紹介します。後半に毒を持つ虫を掲載しているので、虫が苦手な方はスルーしていただいたほうが良いかもしれません。
カブトムシ
ではまずカブトムシから。カブトムシ・クワガタ等々「奥の方にいて撮れなかった」というケースもあったので、全てを網羅しているわけではありません。
立派な角を持つものからオスでも角がないもの、大きい種から小さな種まで、多種多様なカブトムシが世界に1300種以上生息しているようです。
ヘラクレスオオカブトムシ、ネプチューンオオカブトムシ、エレファスゾウカブトムシ、グラントシロカブトムシ、サターンオオカブトムシ、コーカサスオオカブトムシ、アトラスオオカブトムシ、ヒシガタタテヅノカブトムシをご紹介。
ヘラクレスオオカブトムシ
言わずと知れた世界最大・最長のカブトムシ、ヘラクレスオオカブト。最大18cm近くにもなるようです。
生息地はメキシコ南部から南アメリカ中北部。
ネプチューンオオカブトムシ
ヘラクレスオオカブトムシと同属のネプチューンオオカブトムシ。ということで、サイズがでかく、世界ナンバー2の大きさを誇っています。
ヘラクレスオオカブトと同様に長い頭角、胸角が生えていますが、ネプチューンオオカブトはそれに加えて一対の小さな胸角があります。
生息地は、コロンビア、エクアドル、ベネズエラ北西部など。
エレファスゾウカブトムシ
重量感のある大きな体が特徴的なエレファスゾウカブトムシ。
頭角にコブ状の突起、前胸部に一対の角があり、体は黄色い産毛で覆われています。
グラントシロカブトムシ
湿気が多い場所では黒くなるグラントシロカブトムシ。乾燥した場所ではもっと白くなるようです。
生息地は北アメリカ南部で、アリゾナ州などの砂漠地帯にいます。
サターンオオカブトムシ
サターンオオカブト。名称は「退けサタン!」のサタンから。
角に毛が生えています。
生息地は、ボリビア。
コーカサスオオカブトムシ
1本の長い頭角と3本の胸角が特徴的な東南アジア最大最強のコーカサスオオカブトムシ。性格としては好戦的であるようです。
後述するアトラスオオカブトムシと同属のアトラスオオカブト属であり、区別がつきにくいようですが、頭角の途中に鋭い突起がひとつあるのがコーカサスオオカブトムシで、アトラスオオカブトムシにはそれがないというのが見分ける方法のようです。
生息地は、マレー半島、インドシナ半島、スマトラ島、ジャワ島。
アトラスオオカブトムシ
東南アジアの広域に渡り生息するアトラスオオカブトムシ。
体の形は同じアトラスオオカブト属であるコーカサスオオカブトムシに似つつも、頭角の根元部分にある鋭い突起が無く、サイズもアトラスオオカブトのほうが小さいことがその違いになります。
生息地は、フィリピン、インドネシア、マレー半島、インドからインドシナ半島。
ヒシガタタテヅノカブトムシ
ヒシガタタテヅノカブトムシ。
生息地は、南米。
クワガタ
お次にクワガタ。カブトムシよりも数が多いです。
種の多さもカブトムシ以上で世界に1400種以上のクワガタが生息しているようです。
インドクルビデンスオオクワガタ、パラワンヒラタクワガタ、アルケスツヤクワガタ、セレベスヒラタクワガタ、アルキデスヒラタクワガタ、エラフスホソアカクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタ、ダールマンツヤクワガタ、インターメディアツヤクワガタ、リノケロスフタマタクワガタ、オオクワガタ、ブケットフタマタクワガタ、ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ、ニジイロクワガタ、カステルナウディツヤクワガタ、ワラストンツヤクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、ルデキンツヤクワガタ、ユーリケファルスヒラタクワガタをご紹介。
インドクルビデンスオオクワガタ
インド産のクルビデンスオオクワガタ「インドクルビデンスオオクワガタ」。内歯の曲がった感じが特徴。
パラワンヒラタクワガタ
フィリピンの南西部にあるパラワン島などに生息するパラワンヒラタクワガタ(パラワンオオヒラタクワガタ)。
アルケスツヤクワガタ
クワガタの中でも最大級のアルケスツヤクワガタ。原歯型、中歯型、長歯型といった分類があるようです。
生息地は、フィリピン。
セレベスヒラタクワガタ
やたらとでかい顎のセレベスヒラタクワガタ(セレベスオオヒラタクワガタ、スラウェシオオヒラタクワガタ)。名称の異なりは島の名前の変更の影響のようです。
生息地は、スラウェシ島(セレベス島)、ブトン島、カバエナ島。
アルキデスヒラタクワガタ
横幅が広く顎も大きいアルキデスヒラタクワガタ。長歯型と短歯型がいるようです。
生息地は、スマトラ島。
エラフスホソアカクワガタ
メタリックボディが特徴的なエラフスホソアカクワガタ。
体よりも大顎のほうが長くなる種もいるようです。
生息地は、スマトラ島。
マンディブラリスフタマタクワガタ
フタマタクワガタ属中で最長のマンディブラリスフタマタクワガタ。
生息地は、カリマンタン島、スマトラ島。
ダールマンツヤクワガタ
大顎の先端に鋸状の内歯が5、6本あるダールマンツヤクワガタ。前羽根に金色の微毛が生えています。
インターメディアツヤクワガタ
ダールマンツヤクワガタの亜種インターメディアツヤクワガタ。違いは、前羽根に毛が無い点です。
生息地は、パラワン島、ネグロス島、パナイ島、シブヤン島、セブ島。
リノケロスフタマタクワガタ
奥にいてよく見えませんが、リノケロスフタマタクワガタです。
濃い黒で頭部の真ん中にある頭楯(とうじゅん)という突起部分が発達しているのが特徴。別名ハナダカフタマタクワガタ。
大顎が真っ直ぐに伸びた種と大きく曲がった種がいるようです。
生息地は、スマトラ島、ジャワ島。
オオクワガタ
言わずと知れたクワガタの代表格オオクワガタ。大顎には一対の内歯があります。
生息地は、日本。
ブケットフタマタクワガタ
上顎の先端が分かれているブケットフタマタクワガタ。
生息地は、ジャワ島。
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ
体全体が黄金に輝くローゼンベルグオウゴンオニクワガタ。
生息地は、ジャワ島。
ニジイロクワガタ
世界一美しいクワガタと評されるニジイロクワガタ。虹色に輝く体の色の他、頭部の小ささと上方向に反った顎が特徴。
生息地は、オーストラリア北東部、ニューギニア島。
カステルナウディツヤクワガタ
カステルナウディツヤクワガタ。
生息地は、マレー半島 スマトラ島 ボルネオ島。
ワラストンツヤクワガタ
顎がコンパクトなワラストンツヤクワガタ。
生息地は、マレー半島、スマトラ島。
ラコダールツヤクワガタ
体にツヤがあり、前翅(ぜんし)が黄色がかっているラコダールツヤクワガタ。このラコダールツヤクワガタはメスも黄色でツヤがあるようです。
生息地は、スマトラ島。
ルデキンツヤクワガタ
ルデキンツヤクワガタ。
生息地は、スマトラ島。
ユーリケファルスヒラタクワガタ
ユーリケファルスヒラタクワガタ。
生息地は、ジャワ島。
世界の国蝶
世界各国の国蝶。
こちらは、中央アフリカ共和国、ザイール共和国、中華人民共和国、ウガンダ共和国、マダガスカル共和国、ロシア連邦の国蝶。
- 中央アフリカ共和国 ザルモクシスアゲハ(学名:Papilio zalmoxis)
- ザイール共和国 ドルーリーオオアゲハ(学名:Papilio antimachus)
- 中華人民共和国 シナシボリアゲハ(学名:Bhutanitis thaidina)
- ウガンダ共和国 ウガンダアゲハ(学名:Papilio mackinonni)
- マダガスカル共和国 ハガタムラサキ(学名:Hypolimnas dexithea)
- ロシア連邦 ミヤマカラスアゲハ(学名:Papilio maackii)
こちらは、日本、大韓民国、インド、フィリピン共和国、タイ王国、イラン・イスラム共和国の国蝶。
- 日本 オオムラサキ(大紫、学名:Sasakia charonda)
- 大韓民国 ホソオアゲハ(学名:Sericinus montela)
- インド テングアゲハ(学名:Teiopalpus imperialis)
- フィリピン共和国 セジロアケボノアゲハ(学名:Atrophaneura semperi)
- タイ王国 ゴッドフレイワモン(学名:Sticopthalma godfreyi)
- イラン・イスラム共和国 イランアゲハ(学名:Hypermnestra helios)
オーストリア共和国、ブルガリア共和国、フランス共和国、イギリス(グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国)、ギリシア共和国、ハンガリー共和国の国蝶。
- オーストリア共和国 タイスアゲハ(学名:Zerynthia polyxena)
- ブルガリア共和国 シロタイスアゲハ(学名:Allancastria cerisyi)
- フランス共和国 タイリクアカタテハ
- ギリシア共和国 アポロウスバシロチョウ(学名:Parnassius apollo)
- ハンガリー共和国 コリドンシジミ(学名:Lysandra coridon)
ソロモン諸島、インドネシア共和国、パプアニューギニア、シリア・アラブ共和国、マレーシア、オーストラリアの国蝶。
- ソロモン諸島 ビクトリアトリバネアゲハ(学名:Ornithoptera victoriae)
- インドネシア共和国 ゴライアストリバネアゲハ(学名:Ornithoptera goliath)
- パプアニューギニア パプアアゲハ(学名:Papilio euchenor)
- シリア・アラブ共和国 シリアアゲハ(学名:Archon apollo)
- マレーシア アカエリトリバネアゲハ(学名:Trogonoptera brookiana)
- オーストラリア カザリアゲハ(学名:Papilio anactus)
アメリカ合衆国、ペルー共和国、コロンビア共和国、ボリビア共和国、ブラジル連邦共和国、チリ共和国の国蝶。
- アメリカ合衆国 オオカバマダラ(大樺斑、学名:Danaus plexippus)
- ペルー共和国 スルコウスキーモルフォ(学名:Morpho sulkowskyi)
- コロンビア共和国 キプリスモルフォ(学名:Morpho cypris)
- ボリビア共和国 ゴダートモルフォ(学名:Morpho godarti)
- ブラジル連邦共和国 サルダナパルスミイロタテハ(学名:Agrias claudina sardanapalus)
- チリ共和国 チリアオジャコウアゲハ(学名:Battus archidamas)
スコーピオンとタランチュラ
ついでなのでスコーピオンとタランチュラについても少しだけ掲載しておきます。
スコーピオンは、ケイブクロースコーピオン、タンザニアフラットロックスコーピオン、アジアンフォレストスコーピオン。タランチュラは、ペルビアンブロンドタランチュラ、ローズヘアータランチュラ。
ケイブクロースコーピオン
ケイブクロースコーピオン。
タンザニアフラットロックスコーピオン
タンザニアフラットロックスコーピオン。
アジアンフォレストスコーピオン
アジアンフォレストスコーピオン。
ペルビアンブロンドタランチュラ
ペルビアンブロンドタランチュラ。
ローズヘアータランチュラ
ローズヘアータランチュラ。
草津熱帯圏
〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津286
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