ニーチェ全集7「曙光」の各節題目表からタイトルを拝借するという旨で始まった特別企画 その5ですが、予想通りロングランです。現在575の節のうち半分通過の288の投稿が終わったところです。
スタートは昨年2014年の10月27日です。第一発目の「つけ加えられた合理性」からだいたい10ヶ月が経ちました。
10ヶ月で半分です。やはり途方も無いロングランですね。曙光の各節自体は長いものは数ページに渡っていたりしますが、数行のものもたくさんあります。このままのペースで行くとおそらくニーチェ以上に書くことになるでしょう。もしかしたら字数で言えば引用箇所を除いても既に曙光を超えているかもしれません。
特別企画その5の冒頭で次のようなことを書きました。
基本的に特別企画は、普段なら出てこないようなことを絞り出すために、ある種の制限と、ある種のブースタ―としての形式を設けて、内側から絞り出そうという趣旨があります。やはりブログ形式で「どこまで一応のオリジナルコンテンツ」を作れるのか、ということがひとつの面白みでもあります。
しかしこの試みは、予想以上に良い効果をもたらしました。それまであまり気づいていなかった、人と触れた時のノイズを取り払うのにニーチェがちょうどいい中継地点になるからです。
影響を取り払う
原因によって結果が生まれて、その結果がまた原因となるということが常に起こっています。そこで、意識の中に何かが入ってきた場合は、それが次の何かの原因になっています。
それを無効化することができればいいのですが、あまりに影響が大きいと、すぐにそれが意識の中の領域を陣取り、何かの原因として保持してしまうということが、今でもやはり少しは起こります。
特に社会に触れたりすると、それが大きくなります。
そんなノイズがやって来た時に、自分にとっても過去記事たちが軌道修正の手助けをしてくれます。
そういうノイズがある時にさらに追い打ちが来るとガードが緩い分、追加のノイズも大きくなります。ひどい時には一週間くらい、何かの影響が残ることがあります。
比較的最近ですが、特別企画中、女性について触れた時がありました。「女ぎらい」「快活さをそしる者」
自分で書いていて、「そういったノイズはやっぱり嫌だ」とさらに実感してきました。
そういうわけで、特に使いもしていないものの、たまに使うSNSで、未だに「友達」になっているその手の人を全て友達から外し、ブロックしました。
十代の時から付き合いのあるような女性でも、ブロックの対象にしました。その時、自分がこの世で一番嫌いなものがわかった気がしました。
それからさらに加速し、取引先にも「なるべく女性の担当者は外してください」と頼んだり、「クライアントが女性の方であればお断りします」と言ってまわるようになりました。理由は簡単です。仕事上でノイズを受けたくないからです。
「なるべく女性の担当者は外してください」と、強めに言っていますが、しっかりした論理力や決断力、責任感を持った方ならば歓迎です。
そんなわけで、自分が見逃しているというか今まであまり気にしていなかった点も大きく気になるようになりました。
普通は気になるのなら、「あまり気にしていない」方がいいのではないか、と思いがちですが、「あまり気にしていない」だけで、薄々は勘付きながらも直視していなかった「ノイズ」に気付けたということです。
それならば、根本から取り除けばいいだけのこと。それを加速させたのが特別企画でした。
そういうわけで、まだまだどんどん書いていきます!
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2017年12月17日に特別企画「曙光(ニーチェ)」を完走しました。
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