そこじゃない! 改

細かなところばかり気になって、大きく間違っている人がいます。他人が意見しても気がつかないし、無根拠な自信から逆ギレすることも。それを世間では「トンチンカン」と、呼びます。空気が読めない以前の問題です。 若者の若者たる所以はそのトンチンカンにありますが、いい歳をこいてもそれが治らない人もいます。地位や名誉や金のことで、常時威張りたいと願ってるバカです。 大昔の勤め先で、定年前のおじさんが「わしにはわしのやり方がある」といって、非常に効率の悪い仕事のこなし方をしていました。実に平均の半分程度の実績でしょう。大きく間違う

» そこじゃない! 改の続きを読む


本当に好き? 改

じつはこの世の中は好き・嫌いで判断できないグレーゾーン”好きじゃないけど嫌いでもない”ものが大半を占めています。 大好きなあの曲も、あの食べ物も連続百回ならやはりどんどん嫌になってくるでしょう。そうなると好きでも嫌いでもない極めて中庸なものが一番安定的に必要であることに気づきます。 癖のあるものほど刺激的で一時的にはすごく興奮するものですが、それが連続すると嫌になってきます。そうなるとクセのない「水」などが一番だということに気づきます。 そんなに好きでもないグレーゾーンのもの ともすれば興奮を求めて、興奮を買うため

» 本当に好き? 改の続きを読む


愛は無報酬 改

愛と言えば聞こえはいいですが、真意は無報酬。愛されることなど望むことなく、ただアホウのように相手に尽くすことです。そんな大変なことはだれもしないし、やった人は変人であり偉人です。 育てる側にまわるとなんとなく感覚は掴めるものです。特に人間以外の何かを育ててみるとよくわかります。子育ては無条件に良いこととされがちですが、子育てを理由にすれば何でも許されると思っている人がたまにいます。ひどいパターンになると、順番抜かししようとしてきたりします。 そんな人に順番を譲らないどころか、大声で叱責します。まわりが顰蹙モードにな

» 愛は無報酬 改の続きを読む


無理なもんは無理 改

「ダメなポイントがなければ、許可してください」というトンチンカンなことを言う人がいます。もっとわかりやすく言えば「嫌いじゃないなら付き合ってよ」というものですが、いままで散々「無理矢理捻出された断り文句」を聴き慣れているせいでしょうか、「ノーの反対はイエス」ということを押し付けてこようとしてきます。 この手は胡散臭い訪問販売やキャッチセールスにありがちですが、ノー要因がなくても即時にイエスとは限りません。 マルチネットワーク系なら特にわかりやすい構図だと思います。 「とにかく登録は無料だから」というような謳い文句で

» 無理なもんは無理 改の続きを読む


あきらめるが正しい 改

「悩みのない人間などいない」とよく言われますが、そんなことはありません。その前に「悩み」の正体とは一体どういったものなのでしょうか。漠然と「みんな悩んでいるんだ」と思う前に、少し考えてみましょう。 生理的なストレス、つまり身体的な負荷ですが、これはわかりやすく「暑けりゃ暑い、寒けりゃ寒い」という類で、一応苦しいものです。ただ苦しいことと不幸なことを混同しそうですが、別に不幸な事ではありません。 繊細な人は悩みやすいということを聞きますが、僕は明らかに繊細な方です。細かいことによく気づいてしまいます。おかげで昔はよく

» あきらめるが正しい 改の続きを読む


カッコイイって何 改

紳士的な振る舞いはカッコイイこととされていますが、「カッコイイ」を意識しなくなると、素直に感情を味わうことができます。 たまに歩道を自転車で走ると、年寄りが「ここは自転車は通れないことになっとるんですわ」と、道を譲らないことがあります。 チリンチリン鳴らしても、意図的に無視しているふりをして、挙句そんなセリフを吐いてきます。 「そんなんはええから、はよのいて」 というと「ここは歩道で、自転車は車道なんですわ」と言ってきます。 「公務員みたいなことほざくなボケ!」 と言ってあげましょう。 他人の決めたルールを意図的に

» カッコイイって何 改の続きを読む


生きるって悲しい 改

人は焦ります。焦ったときは当然にそわそわしているので、それを苦しいことだと感じますが、ゲーム中に焦っているときは、「エキサイティング」を楽しんでいるだけで、特に苦しんでいるというよりは純粋に楽しんでいるはずです。苦しいのならすぐにやめられるのですから当然です。 想像力というものは強力なので、「なにか大変なことになるかもしれない」というイメージは相当自分を焦らせてきます。ところが、実際になにかが起こってもそれは大変なことではありません。腹痛のような激痛がくるのならまだしも、たいして自分には何のダメージもありません。ほ

» 生きるって悲しい 改の続きを読む


正しい「思春期」 改

思春期には、正しくトンチンカン期を過ごさなければなりません。 つまり、何事も悶々と「一人で考えて答えを出す」、ということをこの時期に満喫するということですが、これを怠ると、義務教育上は問題ありませんが、後に「からのー、からのー、からのー」などと、安易な笑いに走ろうとして、大顰蹙を買うような大人になってしまいます。 ただ、最近気付いたことがあります。思春期にはみんな悶々とするのが当たり前だと思っていたのですが、実はそうではなく、いかに駆り立てられていたか、つまり○玉が強力だったかによって悶々度合いは異なるのだというこ

» 正しい「思春期」 改の続きを読む


ホーケイ≠ドーテイ

僕はタートルネックが苦手です。 タートルネックを見ると、どうもあの雑誌の最後に載っているような広告が頭をかすめるので、「タートルネックはやめましょう」という布教活動を行っていた時期があります。 割礼をヨシとするのは、アブラハム系ですが「肉の割礼ではなく心の割礼を!」とパウロは声高々に叫んでいます。 割礼と「恥ずかしいことである」という洗脳 何かにつけて「需要」を生み出して儲けようとするのが資本主義のダメな点ではないでしょうか。 需要を生み出すために、「これは恥ずかしいことだぞ!」というプロパガンダを行っていきます。

» ホーケイ≠ドーテイの続きを読む


オナニー期とトンチンカン期

インドには古くから男の一生を”学生期・家住期・林住期・遊行期”と分ける考えがありました。 ― 学生期にはさらにオナニー期、トンチンカン期が含まれていることはあまり知られていないどころか新説です。 精神分析で有名なフロイトには賛否がありますが、「なるべく上品に」という義務教育の領域を離れ、性欲動についてきちんと彼なりに包み隠さず研究したところは、「西洋のみうらじゅん」としてもっと評価されてもいいのではないでしょうか。 何でもかんでも「上品」を気取ると、本質的な抑圧が見えません。 フロイトによる

» オナニー期とトンチンカン期の続きを読む


ケチンポ

男子たるもの女子にいくらお金を使えるか、その点はモテに大きく関わってきます。ただ、それをいいことに、かなりの額を搾り取られ、心身共にボロボロになる男性がいます。 正しい思春期を送り、正しく自分塾を開いてきた人は、ゴータマシッダールタが「オレ、王子辞める」と旅立った頃には、モテないが正しいことを悟るはずなのですが、正しく自分塾を開いてこなければ、晩年にも女子に耐性ができていないため、その衝動の虜になります。 お金があって偉そうも嫌われますが、お金がないのに偉そうはもっと嫌われます。 「おごってやるよ」は手抜き ただの

» ケチンポの続きを読む


青春なんて 改

小学生の時はよく広河原という京都市唯一のスキー場に行っていたのですが、それからは修学旅行くらいでしかスキーをしていません。一応、スノーボードではなく、ずっとスキー一本です。スノーボードはしたことがありません。そして、今年の初め、10年以上ぶりの久しぶりにスキーに行った時です。 夕暮れ、まもなくスキー場が閉まるという頃、僕は非常に尿意をもよおしていました。閉場間近ということもあって、山の上の方の施設はだんだん閉まり始めました。トイレとなると麓のメイン施設しかありません。 僕は迫る尿意に耐えながら、久しぶりに直滑降で猛

» 青春なんて 改の続きを読む


第200回投稿記念

第200回投稿記念

特別企画中ですが、これで200記事目になるので少し中断して、第200回投稿記念の回にしようと思います。 常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 ここ最近、特に食事制限もなく軽い運動をしただけで50日ほどで体重が5kg減りました。おかげで体は軽くなりました。特にこれといってお金もかかっていません。 宣言しておきますが、おそらく8月頃にはさらに10kg落ちる予定です。目標というわけではなく、落ちることがわかっています。 手法はまた気が向けば書きますが、特に難しいものではありません。お金はかからないどころか、食費は浮

» 第200回投稿記念の続きを読む


薄口と濃口 改

関西では薄口、関東では濃口と、うどんのだしは相場が決まっているそうですが、やはり、薄口の方のほうが「しょっぱい思い」をしているのでしょうか、「薄口」と豪語しながらも塩分は薄口の方が濃かったりします。 世の中には”なんであんなカワイイ子とあんな不細工な男が!?”という現象が見られることがあります。義務教育程度のモテ・テクをつけているくらいでは到底理解ができないことですが、それは全て絶倫のなせる業なのです。 世の中では「モテるため」として、「英語がモテるぞ」というプロパガンダのもと、英会話を習わ

» 薄口と濃口 改の続きを読む


モテより大切なこと 改

モテるとは、行列ができるほど顔がいいか、行列ができるほど口がウマイか、そのどちらかでしかありません。 こんなことが議論される時にまず出てくるのは「口が上手くないから信用できる」というものです。たいていのビジネス書にはこの手のことが結構な頻度で出てきます。 そうなると生まれつきかどうかはわかりませんが、「口がウマイ」という才能を持って生まれてきた者たちはどうなるのでしょうか。 口が上手いせいで「いまいち信用できない」と、フラレたことがあります(まあ実際はそれほど思い入れもなく軽い感じで話したので、同じように軽くあしら

» モテより大切なこと 改の続きを読む


メソメソ男子 改

純粋に悲しいだけならすぐに泣けるものですが、「虚しい」「寒い」が入り混じることがたまにあります。 そういう時は泣きたくても涙も出ず、なかなか気持ちが悪く、またなかなかすぐには感情が消えてくれない時もあります。 一時期、全く泣かないような頃がありましたが、「もしかしたら感性が鈍っているのではないか」と、無駄に不安になった時もあります。 僕はたまには「泣きたい!」と思う時があります。悲しいからでも辛いからでもなく、なにか奥底でくすぶっているような感情があるような気がするからです。 頑張っている姿と虚しさが組み合わさった

» メソメソ男子 改の続きを読む


愛のカツアゲ

モテる、モテないの選択権は己にはありません。 モテる、モテないについてはもちろん選択権がありません。人が決めてしまうことなのだから、仕方のないことなのでしょう。 本当は自分で決めることができますが、意図的に決めることは、それを受け入れていなければなりません。 モテる秘訣とモテない理屈 世の中で「よいこと」とされていることは困ったことに、その実はそんなに良くないのに、「よいこと」を根拠にカツアゲされてしまいます。 目の前で起こる現象にはタダの現象です。そこに「アイツ」が勝手に属性をつけていきます。意図的に選んだ属性な

» 愛のカツアゲの続きを読む


モテるオスは不幸である 改

モテるとはどういったことなのでしょうか。 動物としてみたときは、モテないとまずいのは明白な事実で、オスは必死にアピールします。 先日、京都市動物園に行った時のことです。 インドクジャクがそれは見事にメスにアピールをしていました。 これは人間で言えば、金融機関職員が横勘こと「札勘の横読み」をする時のごとく一万円札を広げて見せびらかしているような感じでしょうか。 話がそれましたが、「モテ」です。 本来、モテるとは本能的なもののはずですが、社会では「モテるための条件」というものがなぜか設定されています。 最初は「顔がいい

» モテるオスは不幸である 改の続きを読む


無意味こそすべて 改

「俺たちのやっていることには意味がある!」 そう思うのは勝手で、勝手に盛り上がっていただく分には問題ありません。 ところで、そもそも「意味」とはなんなのでしょうか。 いみ【意味】 大辞林 第三版より ( 名 ) スル 言葉・記号などで表現され,また理解される一定の内容。 「単語の-」 「この文は-が通らない」 ある表現・作品・行為にこめられた内容・意図・理由・目的・気持ちなど。 「 -もなく笑う」 「彼が怒った-がわからない」 「感謝の-で贈る」 物事がある脈絡の中でもつ価値。重要性。意義。 「ここであきらめては努

» 無意味こそすべて 改の続きを読む


男イチコロメニュー 改

いちおう和洋中はたいてい作れるのですが、今まで手を出したことのないジャンルに手を出そうということで、「魚」に着目したことがあります。 それまでは、魚料理といえばいいところ調理実習でつくったムニエルくらいです。 「魚料理」と呼べるのかどうかはわかりませんが、魚の中で最強は「鯖のへしこ」だと思っています。次は鰤か鰯でしょうか。 ただ、夏は鱧、冬はぐじ、ということで、京都人は大の「ぐじ(ぐぢ)」こと甘鯛好きですが、腐っても鯛ということで、鯛をメインにしてみることにしました。 普段は鯛といっても寿司、刺身、塩焼き、くらいな

» 男イチコロメニュー 改の続きを読む


芸名をつけよう 改

今でこそ多少は日本語でも入力が許される時代になってきましたが、パソコンではアルファベットで入力してアカウントを作成しなくてはなりません。 単純にコンピュータ側の都合なのですが、そのおかげでbossuが定着してしまいました。 芸名というほどのものではないですが、結構長い間この名称を使用しています。 ― さよなら私の中に、脳内メーカーの話が出てきました。 ということで、bossuバージョンでやってみました。 コンピュータによって定着を余儀なくされた芸名(?)をコンピュータによって測ってやろうではありませんか。 boss

» 芸名をつけよう 改の続きを読む


腹の底から笑える幸せ 改

最近爆笑したのはいつのことでしょうか。 僕は毎日爆笑しています。特にゲラというわけではないのですが、笑いの要素など360度見渡せばどこかにはあります。 あとはどれだけ心を許しているか、という点になります。要素はその辺にいっぱいあるのですから。 何でもかんでも腹の底から笑ってやればいいのです。 私もニューヨーカーでしたから 昔は笑えたことでも「大人」になろうと頑張った時は神経が張り詰めているため笑えないものです。 以前テレビのニュースキャスターがニューヨークで起きた事件の映像を見て、「ええ、とても心配になります。私も

» 腹の底から笑える幸せ 改の続きを読む


あの遊園地のこと

ここ数年も遊園地には行っていません。いつも遊園地、ではなくテーマパークの帰りに思うことといえば、「よくよく考えれば何が面白いのかわからない」くらいなもので、アトラクションを分析して、「結局なんだったんだろう」という感想がせいぜいです。 遊園地といえば、一番好きだったのが神戸のモザイクにある観覧車の下の遊園地です。 あれくらいの規模が一番落ち着くのは僕だけでしょうか。 神戸のきれいな街並みが一点、幼稚な世界に帰る大人が一名ないし二名。そのコントラストが非常にたまらなかったのですが、今はなくなり、アンパンマンミュージア

» あの遊園地のことの続きを読む


マイ・フェーバリットな仏を探して 改

ブツゾウには全く興味がないのですが、自然もすごければ人の作ったものでも「すごいなぁ」というものはよくあります。 特に音楽などはそうですが、自然発生的にはあんなにメロディが出てこないというのがその理由でもあるでしょう。 また、たまに木目に惹かれる時があります。 やたらと高いヴィンテージギターなどは、良い木材を使用していることもその理由ですが、その木目の美しさでさらに値段が跳ね上がります。 何でもかんでも高級家具に使用されすぎて、今では良い木材がかなりの希少価値を持っているようです。 確かに、何十年単位ですからね、合板

» マイ・フェーバリットな仏を探して 改の続きを読む


まほろば気分にひたろう 改

奈良に住む友達は、実家が旅館ということもあって、付近の観光情報に関しては「プロ」の領域に入っています。 頭塔(ずとう) 頭塔(ずとう)は、奈良市高畑町にある土製の塔。1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。奈良時代の建造で、東西南北の各面に石仏を配置する。1922年(大正11年)、国の史跡に指定された。 『東大寺要録』の記録では、奈良時代の僧、実忠によって造営されたという。そこでは「土塔」(どとう)と表記されている。一方で、平安時代の『七大寺巡礼私記』以来の、玄昉の首塚である、という伝承もあ

» まほろば気分にひたろう 改の続きを読む


by bossu

to top