気力を奪う人たちということで、自尊心の回復のために人から気力を奪っていく人たちについてでも触れていきましょう。
世の中には、自尊心の低下を何とかしようと人に罵声を浴びせたり、ウジウジと憐れみ乞いをしたりして気力を奪っていく人たちがいます。そうした人たちをまともに相手すると、それまで元気だったのに元気を奪われ、パワーやエネルギーというものを奪われてしまいます。
根本的には気力を奪う側も、自尊心と気力が低下しているからこそそうしたことをしてしまうのですが、だからといってまともに付き合う必要はありません。
若い女の子から気力を奪うおっさん
先日、スーパーに行くと、アルバイトの若い女の子が品出しをしていました。
すると変なおっさんが、「ここもちゃんと片付けとけや!」的なことをいいながら、わりかし正当性のありそうな事柄を見つけては、彼女に罵声を浴びせるのでした。
まあ単なるあら探しですね。
そんな感じでアルバイトの若い女の子に対して、説教のようなことをすることで自尊心を高めようとしているおっさんがいて、その女の子はなにかある度に小言を言われているのでした。
で、僕がその場を通った時、彼女と目が合ったのですが、そこから「助けてください」的なメッセージが読み取れたので、女の子とおっさんの間に入り、ブロックをしてみました。
そうすることで、おっさんは僕が気になってしまうはずです。
ということで、一応おっさんによる女の子からへの気力奪いは収まりました。
夜のスーパーにおいては、品出しやレジ打ちのスタッフとして若い女性が担当している場合、変なおっさんが、気力を奪うために小言を言ってきたり、キャバクラ代わりのようにスケベ心で接してくる場合も多いでしょう。
説教や小言の標的
まあ女の子でなくとも、若い男の子もおっさんの標的にされることがあります。特に説教・小言系が多いでしょう。
「お前のため」などと言いながらその実、ズタボロになった自尊心を「気力を奪うこと」で回復しようとしているというだけだったりします。
あえてそんなおっさんを非難してもいいのですが、そんな道徳的な判定をするよりも実質的に解決していける方法を書いておいた方が理に適っていると思いますので、その方向性で書いていきます。
僕は、意図的に欲にまみれている人や怒りに満ちている人の氣力を奪い気持ちを鎮めることがあります。まあこれは、僕が緊急時にやっていることであり、変な人の欲や怒りのエネルギーを吸収してその人の気持ちを鎮めるというようなものです。意識的結界を張ることもあります。でもこれは別に変な話でも何でも無く、無意識の情報状態をちょっといじくるだけです。ということで、ペルソナ発動はこういう時に使います。
まあそれはさておいたとして、つまりおっさんは、自尊心が欠落しており、誰かから気力(氣力と表現したほうがいいでしょう)を奪うことで、プライド等々を保とうとしているということです。
自慢話然り、説教然りです。
一見まともそうなことであっても、あくまでそれを盾に利用しているだけで、その奥にある動機は自尊心回復、気力の回復であり、元気な人の気力を奪ってでも自分を回復しようとする試みという感じになります。
意識の上で上位に立ち、余裕で挑む
それはそれで鬱陶しいという経験をされたことのある女性も多いと思いますが、こういうときにこそ、お水の人たちくらいの意識状態があれば、なんてことはありません。
客と店側という変なパワーバランスやアルバイトと社員などのパワーバランスを肯定していると、そのパワーバランス故に気力を奪われてしまいます。
しかし、仮に社会的な構造がそうであったとしても、意識の上で上位に立てばよいのです。
そして、その上で菩薩のような対応をしてあげれば、意識に余裕が出ます。ということは気力が奪われることはありません。
先読みの先手打ち
「この人は自尊心が欠落した憐れな人なのだから、少しは助けてあげよう」
そんな気持ちになると余裕です。
相手の罵声に反応して怯むのではなく、意図的に相手を反応させる側になるということです。
「自慢話がしたい」という人に対して、「また自慢かよ」と思ってしまう前に、あえて相手を持ち上げてあげてください。
いわば先読みの先手打ちです。
京都でいうところの皮肉のマインドで接すればよいのです。
小言を言われても、ベテランの女将のように「申し訳ございません」と余裕で対応をすればよいのです。
変なおっさんをまともに相手してはいけません。
変なおばさんもまともに相手にしてはいけないのです。
倫理や道徳の上での正しさを証明する必要はありません。それはそれでしてもいいですが、ひとまずは、「いかに気力を奪われないか?」という点が大切です。
「自尊心の欠落し、気力不足に陥っているあわれな人たちが、気力を奪いにやってきた。かわいそうだから、少し与えてあげよう」
そんな感じでいることで、気力を奪われずに済みます。
「こんな時、ベテランのホステスならどう対応するだろう?」
「こんな時、一流のホストならどう対応するだろう?」
そんなことを思い浮かべても良いかもしれません。
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