民衆というものはひどく欺かれる。彼らはいつも欺く者を、つまりその感覚を興奮させる酒を求めるからである。彼らは、それを手に入れさえすれば、粗悪なパンで十分満足する。彼らには、食物よりも陶酔の方が価値がある。 曙光 188 序
まあ有名な3S政策などなど、人を陶酔させることで、関心を逸らすということは大昔から社会の中で行われています。
なんだかんだで、大半のケースにおいて感情や感覚の興奮には勝てません。
ギャンブルもそのひとつですし、酒もそのひとつです。しかしながら最たるものは、性的な興味でしょう。
ストレートに性については関心がなさそうでも、少し関連したような、つまりモテに関しては、ほとんどの人にとって関心事の最たるものです。
モテを含めた劣等コンプレックスに関するもの
モテについてもっと書けば、もっとPV数も上がるはずです。
だいたいのブロガーでアクセス数が多いような人たちは、テーマとしてモテを含めた劣等コンプレックスに関するものや、3Sのままともとれるスポーツ・芸能ネタ、その他「iPhoneの裏技」などなどいかにもB層が好きそうなことを対象としています。
人の関心を惹き付けるという意味では、恐怖心を煽るようなネタか、マスメディアに便乗した形の陶酔的な内容にすればいいということが、なんとなく理論化されてきているような気がします。
といっても、そんな情報にはほとんど価値はありませんし、僕個人は興味がありません。
よほど話題となる面白いことを発見できないからか、「モテるためには、話のタネが必要だ」と思っているからか、そうした情報に時間を奪われている人が多いような感じがします。
脅迫されたかのように無駄な時間を過ごす人たち
稀に電車にのることがあるのですが、スマートフォンを使って何をしているのかと思えば、特に内容を読んでいないであろう感じでTwitterをうろうろしたり、何か脅迫されているのかと思うほどに無駄な時間を過ごしている人たちがたくさんいます。
そうしていると、実は目の前のおじさんが鼻毛を左右2本ずつ出していたというようなことに気付けません。
並列で頭を使う
ということで、普通はひとつのことに集中するとその他のことができなくなるのですが、広範囲でアンテナをビンビンにしておくために、聖徳太子のように並列で頭を使いましょう。
といっても、ピアノで左右の手をバラバラに動かしたり、ギターを弾きながら歌うというような感じで意外と結構簡単にできるものです。
こういうことを経験した人はご存知だと思いますが、何かひとつに集中するともう一つのほうがうまくいかないという感じのはずです。
ということで、ある種集中を止めるということで簡単に習得できていくはずです。
と、散文的になりましたが、酒に脳が破壊されていっている人たちについて少し書いていきます。
酒に破壊されていっている人たち
昔までは特になんとも思いませんでしたが、毎日のように酒を飲んでいる人たちを見て「本当に脳が破壊されていっている」という印象を受ける人達がいます。
感想としては、味覚などもバグってきているという印象です。だいたい酒乱並みに毎日飲んでいる人たちが紹介してくれる店はあまり料理が美味しくありません。味としてはインパクトがあり、わかりやすい感じですが、美味しいとはいいがたいような物が多く、「本当に感覚までバグってきているのではないか?」と思うほどです。
物理的に出すと多分あまり良くない
酒を飲むとドーパミンが出ます。またカフェインでもドーパミンが出ます。
最近行った「伝説的睡魔ルート木曽路」(中山道 木曽路 奈良井宿・馬籠宿)で睡魔に襲われたとき、カフェインで眠気覚ましを試みました。
深呼吸をして、カフェインが入った安物の栄養ドリンクを飲んだのですが、確かにボルテージが2/100くらいだったのが、55/100くらいにまでは回復しました。
しかしながらそれは15分位しか続きませんでした。
やはり、カフェインの覚醒作用などその程度です。
で、毎日のように酒を飲んでいる人たちは、ドーパミンを出すにあたって酒の力を借りています。
毎日毎日無理に引っ張ってきているため、おそらく頭がやられてきているのでしょう。日中は無気力な人が多い気がします。
酒に限らず何かに陶酔すると、同じような構造になります。
しかしながら、ドーパミンなどなどに限って言うと、薬効成分的な何かで無理やり物理的に出すよりも、根本的な腸を健康にするほうが理に適っていますし、ヨガ教室からカルト教団になった団体等などでよく利用された瞑想なんかは、薬物の数十倍のドーパミンが出ます。
でも、ひとまず出せばそれでいいというわけではなく、出しすぎると破滅に向かいます。
酒などなど何かに酔うよりも腹を元気にしましょう。それだけで結構安定します。
陶酔と養育 曙光 188
最終更新日: