老婆心からの両天秤

機関投資家レベルでよほど大きなお金を動かすのでない限り、リスク分散のためにポートフォリオを組むという感じはあまりおすすめはできません。手間がかかるだけだったりしますし、規模が小さいとそんなにリスクの分散効果はないからです。

一応基礎理論的な感じでそうした考え方を教えてくれたりするのでしょうが、何だかんだで対象を広げすぎることはどのような分野でもあまり良いやり方ではないと考えています。

かなり前のことですが「事業の多角化」的な感じがおすすめされていた時もありました。しかし、それで上手くいっている人はあまり見たことがありません。

元々リスク分散のためのポートフォリオの組み方の基本としては、ある業界や市場が傾いた時に、逆に上がるであろう業界や市場などにも一定の投資をしておくという感じだったりします。

事業においても、変に本業のリスク予防のために多角化なんてなことを言う人もいますが、だいたいは新規事業のほうが潰れ、損失を出したりして終わっています。全然リスクの分散になっていないのです。

昔から、商いと屏風は広げすぎると倒れるなんてなことが言われたりします。

何だか「リスクの分散」という響きが安心感をもたらすような言葉なので錯覚してしまいがちですが、分散させようがどれかがコケた時にその他のもので損失の大半をカバーできたりする構造になってもいない、という感じのことがほとんどです。

もちろん考え方の一つとして知っておく分にはいいですが、それほど単純なことでもないので、下手に分散させるよりも一番得意なものに集中していたほうが、結局より高い利益が出たりするという感じです。

個人的にはそう思っていますが、「分散させるほうが気持ちが安心して楽になる」という感じでその方がうまくいくという人もいるのかもしれません。

でも投資であれ、事業であれ、短期的な動きで意識が振り回されてたりしているようでは、おそらくうまくいきません。

ありがた迷惑…

さて、生きていると本当に信じられないようなことが起こることがあります。

我が父のことですが、養子のうさぎがまだまだ元気だった頃、松花堂弁当に入っていた「紅葉型の煮物の人参」を与えようとし、養子にそっぽを向かれた挙げ句僕に、「おーい。うさぎやのに人参食いよらへんぞ」などと言ってきたことがあります。

「どこの世界にダシのきいた人参食ううさぎがおんねん」

と、返しておきました。

「んー…そうかぁ」

と微妙にまだ不思議がっていたところが絶望的です。


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