臨界ちらつき頻度(critical flicker frequency/ CFF)とは、時間的加重の効果によって、このCFF以上の頻度で点滅する刺激のちらつきは知覚されないことを意味する。すなわち、光の点滅によって知覚されるちらつきは、点滅の頻度を高めると知覚されなくなり定常刺激のように知覚される、「知覚されなくなる境目」の頻度(周波数)が臨界ちらつき頻度である。臨界融合頻度、臨界融合周波数とも呼ばれる。
フェリー-ポーターの法則
フェリー-ポーターの法則(Ferry-Porter’s law)とは、「臨界ちらつき頻度(CFF、臨界融合頻度、臨界融合周波数)は、その刺激光の輝度(L)の対数に比例する」という法則である。
CFF=a log L+b(aとbは定数)
という関係式で表す(ただし、刺激光を呈示する網膜位置や刺激光の大きさなどの条件によってα,bの定数は変化する)。
公開日:2018.11.06
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