アナウンスメント効果

すぐにお役立ちの心理学が満載

アナウンスメント効果(announcement effect/アナウンス効果)とは、候補者の当落や政党の議席の増減についてアナウンスメント(世論調査に基づく予測や観測報道)することで、当落や議席増減に影響を及ぽす現象のこと。投票行動研究の用語であり、単純に言えば「報道の効果」である。

アナウンスメント(announcement)とは、発表や声明を意味するため、外部の人間に対して何かしらの情報を与えるというような意味になる。そうした発表や声明としての「アナウンスメント」がそれを受けた側にもたらす影響がアナウンスメント効果である。

アナウンスメントによる影響の方向には、人気のある方に人気が集まるという「勝ち馬に乗る」という現象であるバンドワゴン効果と判官びいきの「劣勢支持」であるアンダードッグ効果とが考えられる。

株式市場の値動きなどでも同様の動きがあったりするが、結局情報が流れなければ「自然に最適に決定する」というものが、追加情報によって乱れてしまうことを意味する。

一切の追加情報がなければ、方向性としては自然な方向に行くはずだったものが、優勢や劣勢という情報を見ることで、それに投票する人たちの心理が変化し、自然な決定とは異なった形で結果が生じてしまう、というのがアナウンスメント効果である。

発表を受けた側に起こる心理の変化が
アナウンスメント効果

なお、アナウンスメント効果は、報道によって有権者の動向が変化するということを意味する心理効果のため、周りに宣言することで個人の中での人格が変容をもたらすというような「宣言効果」とは別物である。

あくまでアナウンスメント効果は、選挙等の投票行動や、一種の投票行動である株式の取引、形を変えた支持や投票とも取れる消費者の購買行動などにおいて、アナウンスメント(発表や声明)が影響与えるという現象を意味し、周りの人間に発表や声明を出した側に起こる意識の変革などを意味するわけではなく、そうした「宣言した側」に起こる心理効果は宣言効果として別の概念となる。

狭義には報道の効果であり、発表や声明といったものが報道などを通じて追加情報としてもたらされた時に変動する「得票」や「支持」など、アナウンスメントを通じて「情報を受けた側」に起こる影響や現象がアナウンスメント効果である。

心理学 一覧

Category:心理学

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語のみ