面接会場で出くわした雑な人々

かつて就職活動中に面接会場で出くわした雑な人々についてでも触れていきましょう。やはり世の中には多種多様な人がいて、「雑な人の驚くほど雑な行動」で触れていたように驚くほどの雑さを見せてくれる人もいたりします。

その人ほどの雑さではないですが、もう少しマシな雑さではあるものの、それでも危ないレベルの雑さの人たちに大量に出くわしたことがあります。

かなり前のことになりますが、就職活動中において、採用活動の中に面接の一種としてグループディスカッションのようなものがあり、たくさんの就活生と共に大きな会場にて一同に介した時のことです。

その面接会場で出くわした人々はなんだか「その場の不安感や不快感の解消が最優先」といった様子で、僕としては考えられないような「凄まじく雑な行動」をしまくっていたように感じました。

待合室で待機中に大声で雑談

以前にもどこかで触れていたと思いますが、面接会場の待合室で待機中に大声で雑談しまくっている人たちがいました。

まあ会話内容はとしては「あの事業もしてるなんて知らなくてぇ~」という感じで、採用試験を受けている企業のこと、就職活動に関係のあるようなこと、という感じで話題としてはズレていませんでしたが、何も面接会場の待合室で大声で話すようなことではありません。

会話の意図するところとしては「企業について調べて驚嘆したことに対して共感を求める」とか、「今の不安を共に乗り切ろう」的な感じでした。

「うそぉ~?ほんとにぃ~?」の世界です。

その人達以外はもちろん黙っていて、完全に浮いていました。

しかし「話に夢中」という感じで周りが見えていません。

人事の人が就活生にあまりバレないようにちらほら観察に来ていたので、その時点で落とされていたのではないかと思います。

面接会場を出た瞬間にいつもの態度に

また別の人々になりますが、面接会場を出た瞬間にいつもの学生に戻る人たちがいました。こちらに関してはかなりの数でした。

会場を出て気が緩むというのはわかりますが、いくらなんでも早すぎで露骨すぎだろうという感じがしました。手のひらを返すほどの豹変ぶりです。雑すぎます。

つまり、先程までの態度は嘘ということであり、偽っていたということがバレバレです。

もちろん仮面という意味でのペルソナとして「社会適応モード」になるというものは、根本人格と比較すれば一種の嘘が含まれていますが、せめてその場にいる時くらいは一貫性がないと何をしに来ているのかわかりません。

残念ながら面接会場を出たところに人事部がいないとは限りませんし、どうしてそれを想定できないのか不思議でした。

ポケットに手を突っ込み猫背で友だちに電話

雑さの極みのような人に至っては、ポケットに手を突っ込み猫背で友だち(推定)に電話し、「担当のおっさん最悪やったわ」と平気で言ったりしています。

まあそれが本音だとしても、よくもまあ面接会場を出て一瞬でそんな事ができるな、と思ってしまいました。

しかしながらもしかすると落ちたことを悟ったからこそ、もう諦めとともにそんな事を話していたのかもしれません。

と思ったのですが、よくよく聞いてみると

「まあこれ通ったら来月にまた個別のやつあるから…」

というようなことを話しています。

しかしその手の人は一人や二人ではなく数十人はいました。

その場の不安感や不快感の解消が最優先

これらを総合して考えると、ひとまずは「その場の不安感や不快感の解消が最優先」という感じで、周りが見えず、そこに来た目的も見えなくなりということが起こっているということになるでしょう。

その手の感情が起こること自体は仕方がないですが、今いる環境を考え、いわゆる「我慢」をすることはできないものなのでしょうか。

友だちに電話するというところまでくらいはいいですが、会話の内容は選べないものなのでしょうか。

そしてそんな会話をしてもいいですが、せめてどこかしらに移動してからというのは難しいのでしょうか。

人事部に見られていることすら想定できない

僕としては待合室にしろ、会場の外にしろ「もしかすると人事部に見られているかもしれない」と考えてしまうのですが、そうしたことすら想定できないという感じになっています(ちなみに主に大企業においては本当に会場の外に人事部が張り込んでいることが結構あるようです)。

まあこうした雑さが「物怖じない性格」としてうまく働くこともありますが、一般の感覚からすれば、「お客のところでも同じようなことをするのだろう」と思ってしまうので不採用にしてしまうと思います。

お客のところに行っても同じことをするだろうという予測

すなわち、お客のところに行って、玄関を出てすぐに「今日の営業先は最悪やったわ」と言ってしまったりするのではないか、ということです。

もし、自分の家に飛び込み訪問営業に来た人が丁寧に営業してきて「どうしようかな?」となって「後日また」という感じになったとして、玄関ドアを閉めた瞬間に誰かに電話し「最悪やったわ」などと言っていたら、それまで「契約しようかな」と思っていても「やめておこう」となることくらいは少し考えればすぐにわかりそうなものです。

しかしその「少し考える」という力すらありません。

なお、大声で雑談していた人、会場を出た瞬間にいつも通りになっていた人はその後会わなかったので、やはり想定通り「その場で落ちた」ということになるのでしょう。

当の雑談や友だちへの電話等々は、直接の原因ではないかもしれませんし、もしかするとそれが原因かもしれません。

そうでなくともそれくらいの雑さなら、どこかしらでボロが出まくっていたと想定することができます。

まあ「素の自分」を大切にするのであれば、起業でも何でもすればいいだけなので、別に大切にしてもらっても良いのですが、面接に来ているということは、一応「相手の空間に入ることを望んでいる」ということで「お世話になります」ということになります。

ということは、相手の都合も考えねばなりません。

そんな感じなので、感情に任せるまま雑な行動を取るということは、そうした相手の立場や都合を想定できないというだけになるので、面接会場という場で見せるそれらは、一種の誇り的な信念に基づくものでなんでもなく「単に雑なだけ」ということになりましょう。

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Category:company management & business 会社経営と商い

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