追跡の恐怖

いつの時代も潔く去ることをしないストーカーのような存在はいて、それはきっと無くなることはありません。

そういう僕も何度かストーキングされたことがありますが、そうしたときには逆にストーカー相手に遊んでしまうことにしています。

追跡の恐怖から逃れるためにと「ストーカー撃退法があればなぁ」と思うこともあると思いますが、そうしたストーカーに対しては正攻法的な撃退方法を用いなくても相手で遊ぶという形で、自然と去っていってもらうということができたりもします。

まあ個人的にも付け回されたことがありますが、会社の方にも嫌がらせのつもりか何なのか非通知の無言電話がかかってきたりします。

非通知の無言電話

一応そうした着信は拒否するように設定しているのですが、一度設定解除して再設定し忘れた時に深夜にかかってきたことがありました。その時の無言電話への対応は「何かが切れる瞬間」でお伝えした通りです。

そのような感じで、嫌がらせをしてくる人にまともに嫌だと反応せず遊び道具にしてしまうというのを基本としています。

なので僕のストーカー撃退法は、基本的に「相手よりも頭がおかしいという演出をする」です。

その結論に至った背景と実際のストーカー撃退法をご紹介しましょう。

ストーカー撃退法

ストーカー撃退法の基本原則は、まともに相手にしないということになりますが、無視する形でもまだしつこいという場合は、「頭がおかしい相手」よりもさらに「頭がおかしいやつ」になってみるというのも一つの方法であります。

こうしたことを思いついたのは、十代の時にバイク屋さんでお店の方とお話していたときでした。

狂乱者よりも狂乱者に

「いつかは海外に冒険に行きたい」という話をしていると、治安の良い日本とは異なり、海外は危険がいっぱいだという話になりました。その中で、治安の悪さで有名な南アフリカに行った人の話を聞かせていただきました。

そこに旅立った女性が暴漢数人に囲まれて「危ない」という感じになったとき、狂乱者のふりをして相手が冷めて去っていったというようなお話でした。

「そうか狂乱者というのも面白いな」と思った僕は、ちょうどその時に微妙に無言電話のストーキングに遭っていたので、試してみることにしました。

無言電話撃退法

深夜に公衆電話からかかってきたので、「お、さっそくやってみるか」と実行することにしました。

ピアノの近くまで移動し、電話をとってコード演奏付きで中島みゆき氏の「空と君のあいだに」を歌ってみました。

するとすぐに電話は切れました。

「なんだ面白くない」という気分にすらなりました。

数日してまたかかってきたので、次も同じように「空と君のあいだに」を少し歌い、横山たかし・ひろし氏の「すまんの~笑えよ~」を挟み、曲に戻ってすぐに酒井くにお・とおる氏の「ここ笑わな他に笑うとこないですよ」と、一人舞台を演じてみました。

電話は切れ、その後一切かかってこなくなりました。

僕としてはもう少し一人芸をブラッシュアップしたかったのですが、相手の方が去ってしまいました。

少し残念な気持ちになりました。

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