藜(あかざ)

藜(あかざ)は、アカザ科アカザ属の一年草です。畑や空地などに多く、葉はゆでて食べることができるようですが、シュウ酸を多く含むため生食には適しないようです。

ホウレンソウもアカザ科のようでホウレンソウ系の味がするようです。なお、うさぎはシュウ酸を含むものは食べられません。ということは、ホウレンソウもダメですが藜もダメのようですね。

藜(あかざ)は、高さは1m程度にまで達し、特に窒素分の多い土地でよく成長するようです。風媒花であるため花粉が飛散しやすく、アレルギーの原因になるようです。雌蕊(めしべ)が先に成熟します(その雌蕊優先時期を雌性期というようです)。その後、雄蕊(おしべ)が5つ出てきます(この時期を雄性期というようです)。果実の緑は稜で、五角形をしており、果皮は五角形通りに5裂して種が一つずつでてきます。

アカザの他に、ホソバアカザ、ノアカザなどの種類がいるようです。

藜(あかざ)は夏の七草として取り扱われます。なお、APG植物分類体系ではヒユ科に分類されるようです。

学名: Chenopodium album var. centrorubrum

白藜(シロザ)と藜(アカザ)

シロザの新芽の粉が紅色のものをアカザと呼ぶということで、アカザをシロザの1変種として取り扱っているようです。

アカザの若葉は赤い粉状の微細な粒に覆われ、未熟な葉の細胞を、遺伝子を傷つける紫外線や、細胞組織を損傷する原因となる過剰な光のエネルギーや葉緑素からの活性酸素から防いでいます。シロザの方がメジャーです。様々な亜種や変種があるようです

シロザを含め、晩秋には葉が紅葉するようです(草もみじ)。

Category:植物

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