無意識からワードを引っ張るゲームをご紹介します。すごく簡単なことなのですが、メモ帳などを開いて、ひたすら意識せずに文字を打ってみてください。
出だしは困るかもしれませんが、ひとまず頭に浮かんだことを打っていく感じです。
20代の時によくこの「無意識からワードを引っ張るゲーム」で遊んでいたのですが、ひとまず思考を言語化するというか、浮かんだことをタイピングすることで、無意識に浮かんでいることをラベリングしていくという遊びです。
コンピュータがないとか、タイピングが苦手という方は、コピー用紙にでも書き込んでいく形でも構いません。
これは連想ゲームみたいなものです。
コツは「キレイな文章でなくても良い」ということを意識することです。
ただただ頭に浮かんだことをずーっと打っていってください。
僕は昔、4時間くらいしたことがあります。
思考速度とタイピングの速度が合わず、タイミング的に合わないという場合は、省略するか、単語だけという感じでも良いと思います。
思考はコロコロ変わっている
蕎麦(そば)について打っていたと思えば、知らぬ間に遊園地に変わっている、また蕎麦に戻って、魚の目に変わっている、そんな感じになると思います。
おそらく頭に浮かぶのは文語・口語問わず文だとは思いますが、結構ぐちゃぐちゃです。
ひとつの文章としては、確かにつじつまはありますが、文と文はあまり関係なかったりします。
一日の間に思考は数万回変わると言われます。
どうやって計ったのかは知りません。でもそんなことは問題ではありません。
ただ、重要なのは普段は思考がコロコロ変わっていることを意識することはないという点です。
もうひとつのゲーム
そこにあえて意識を向けて、思考の源流を捉えてみてください。
捉えきる必要はありません。
そして次は何か嫌なことについて考えてみてください。
おそらくすぐに考えに「ケリ」をつけて、考えが止まる、もしくは無限ループなどが起こると思います。
何かにストレスを感じて、感情が反応するポイント、そこで考えをやめてしまうポイントなどを探ってみてください。
「われ思うゆえに我あり」などといったところで、思考すら五感と変わらないただのパーツ、ひとつの次元でしかないというようなことが体感できるかもしれません。
ついでに確認してみる
「あ、今あいつのことを考えた」などなど、確認だけしてみてください。
普段は、考えていても、考えていた事を忘れています。
しかし、文字として打っていくと、文字データは残ります。
日常は無意識の思考を野放しにしていますが、あえて文字データとして残すことで、それらを見逃さないという感じで確認していきましょう。
で、確認して、それについて判断せずに、「へぇ」とだけ思ってみてください。
なかなか面白いですよ。
最終更新日: