アシナガバチを保護中

昨日の昼間、家の裏をアシナガバチがフラフラになりながら歩いていました。羽が機能せず、かなり弱っている様子で、足を引き摺るように歩き、その様子を観察しているとバタンと倒れてしまいました。

一昨日に近くで巣の駆除が行われたようで、その時に駆除を間逃れたアシナガバチだと思います。一昨日の夜から近くで羽音と威嚇音を交互に繰り返すようなヘルプコールが続いていたのですが、どこにいるのかもわからない感じでした。何となく助けを求められている感はありましたが、どうしようもないような感じでした。

そんな中、その翌日になりますが、命からがら我が家に逃げてきたという感じで、アシナガバチが家の裏を一生懸命に歩いていました。もう飛べず、最後の生命力を振り絞るように歩いていたのですが、ついにバタンと倒れてしまったという感じでした。

その様子が、半身不随になった時の養子のうさぎのようだったので憐れに思い、アシナガバチの心に入るようにしばらく定の状態を保っていました。

そんな感じで、どのような苦しさか、どうすれば苦しみが軽減されるのかということを感じていました。

なんだかんだで蜂にはよく好かれますし、蜂の世話をするのも二回目です(スズメバチとの思い出)。

アシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科ということで、毒はそこそこ強いのですが、性格は温厚であり、考え方によっては益虫であり、意味なく攻撃をしてきたりはしません。

といっても、体は多少の恐怖を感じます。

しかし以前にスズメバチが教えてくれたように、その体が呼び起こす恐怖を念で乗り越えるという感じで接してみようと思いました。

ひとまず、かなり希釈した「ポカリスエット×三温糖」から始めることにしました。

スズメバチ科の成虫は栄養源が「幼虫の唾液」です。しかし前回のスズメバチの時に「中身の残ったジュースの缶や紙コップの中にいることがある」などの情報を得ていたので、花の蜜を筆頭に糖分ならいけるだろうということで、まずは糖分作戦です。

弱り果てたアシナガバチ

弱り果てたアシナガバチ 片方の羽が機能していない

粉末のポカリスエットと三温糖を水で溶かし混ぜたものをアシナガバチの周りに撒いてみました。最初はスズメバチの時と同じようにティッシュに染み込ませて近くにおいていましたが、そこまで歩くのもきついほどに弱っている感じでしたので、何とか届きそうな位置にまで撒いてみるという感じです。

触角で確認中のアシナガバチ

触角で確認中のアシナガバチ

どうやらただの水ではないということを感じだしたアシナガバチ。

ティッシュの方に移動するアシナガバチ

ティッシュの方に移動するアシナガバチ

ポカリスエットと三温糖の水が半分染み込んだティッシュの方に興味を示しだし、移動するアシナガバチ。

「どうか糖分を摂って欲しい」と願いつつしばらく様子を観察していました。

その後、下のコンクリートが持つ熱が不快なのか、ティッシュの上に移動したアシナガバチ。

ティッシュの上に移動できるほどになったので少しは元気になったのではないかと思いつつ、また心に入るように意識を集中しました(その心が今何を受け取っているかを同調によって感じるという程度に思っていただければよいでしょう。心をコントロールするわけではないのであしからず。虫は動物などと心のあり方が違うので同じようにはいきませんが、何とかなります)。

「なーるほーどでーすねー」

となったのですが、「蜂蜜」を用意しました。

蜂蜜を綿棒の先につけてアシナガバチに与える

蜂蜜を綿棒の先につけてアシナガバチに与える

割り箸やティッシュでも良かったのですが、硬すぎず柔らかすぎずということで綿棒にしておきました。

明らかに摂取してくれているような感じがします。

そんな感じで二回ほど蜂蜜を与えてみたのですが、どうやら元気になってきたようでした。

翌日が雨の予報だったので、地べたにいると雨に流されてしまうということで、発泡スチロール箱の中に卵パックなどを載せ、滑らないようにティッシュの布団を敷いてという感じでセッティングしてみました。

雨対策として発泡スチロール箱に移動

雨対策として発泡スチロール箱に移動

就寝と呼んでいいのかどうかわかりませんが、日が完全に暮れだすとピタリと動かなくなりました。小学生並みの就寝時間です。

写真右下にコーヒーフレッシュの空き容器がありますが、そこには水を入れています。顔を突っ込んで水を飲む様子も観察することができました。

羽が傷んでいるため飛ぶことはできませんが、どんどん元気になってきており、元気に歩き回っています。

アシナガバチ(横から)

アシナガバチ(横から)

アシナガバチ(正面から)

アシナガバチ(正面から)

アシナガバチ(後ろから)

アシナガバチ(後ろから)

そう言えば、おそらく家族だと思いますが、同じく難を逃れたであろうアシナガバチがたまに様子を見に来ていました。

スズメバチに教えてもらったのですが、本気で怒っているというか敵意がある時には、カチカチだけでなく「ジー」っというような高周波の音を出します(僕が恐怖を感じた瞬間に反応しその音を出していました。羽は動いていなかったのでどこから出しているのかはわかりません。結構高音なので人によっては聞こえないかもしれません)。

遠くからその音がした後、仲間のアシナガバチがやってきましたが、近くに来た時逆に音は消えました。

なぜなら保護中のアシナガバチが伝えたからです。

いくら昆虫は本能を基本とする「感受と反射」が基本だとしても記憶という機能は持っていますし、スズメバチにしろアシナガバチにしろ、シンプルな意識と感情を持っています。

もちろん人間のような複雑な思考などはしませんが、「こういうシーンは危ない」とか「こういう時は大丈夫」という記憶を持っています。それをだいたい絵で覚えているという感じです。

しかもその「絵」を仲間に伝えたりもしているということは、こっそり教えてもらったことなので、詳細は内緒です。

人間は虫よりも高度な思考を持っていますが、基本的に自分の常識でしか物事が見えないようになっています。人間の考え方、人間の見方でしか考えられない、という点が盲点になっているということです。

例えば、原始人にスマートフォンで撮影した写真を見せたら、それがどういう理屈なのか理解できない原始人からは神様扱いになるかもしれませんし、それを赤外線などで通信して少し離れた場所のスマートフォンで再現したらもっと神様扱いです。

「コミュニケーション」の方法は、人間の常識だけで理解できるようなやり方だけではないのです。

生き物はみんな仲間です。その思いを保つとみんなが色々なことを教えてくれます。

6/24に確認するとアシナガバチが亡くなっていました。

スズメバチ科の蜂は、幼虫時に蓄積した脂肪を、現役の幼虫からもらう「アミノ酸を含んだ唾液」で代謝するという生き方のため、成虫の糖分摂取はその場しのぎの付け焼き刃にしか過ぎないということで致し方ないという感じにはなります。

絶命したアシナガバチのそのすぐ近くに、おそらく同じ巣で生まれ育った仲間であろうアシナガバチが行き倒れていました。一蓮托生ならぬ一桃托生ということで、我が家の桃の木に揃えて埋めておきました。


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