よく店員さんへの接し方で、その人の人格がよくわかるというようなことが言われたりします。これは特に自分が利用するお店の店員さんに限ったことではなく、自分がお客であるとか世間的には社会的立場が上だとかそういう局面においてどのような態度を取るかというところになります。
ひどい人は本当に酷い態度を取ります。
では、どのような態度が普通で、どのような態度が素晴らしく、逆にどのような態度が酷い態度なのか、ということについては、レジで並んでいたりするときに観察できる「自分より前にいる人たちが取る態度」が、「普通の態度」ということにもなりそうです。
そして最高の態度というものはどのようなものか、というところを昔から個人的に研究していたりします。
レジ等々で「ほぼすれ違う程度」にしか接しない人たちに、最高に気分を良くしてもらう、気分良く過ごしてもらうにはどうすればよいのか、という研究です。
余談ですが、個人的にはこういうことを研究するようになった時、大学が本当に意味のあるすばらしい研究機関、教育機関になれると思っています。
すれ違う程度の時間で最高に気分を良くしてもらう
さて、本気の本気で「最高に気分良く過ごしてもらう」ということになると、ミルトン・エリクソン氏的な催眠を瞬間的にかけるというようなことにもなりそうですが、それはなんだか違うような気もします。
では、最も一般的で、誰にでもできる形で、最高の形はどのようなものか、ということになります。
「感謝を伝える」というのは前提条件レベルに普通のことです。
しかもそれを機械的に行っているというのであれば、まだ普通です。
なぜ、感謝を伝えるのかということになりますが、極端に考えると、その店の店員さん全員が病休になれば、「その店でその物を買うことができなかった」ということになります。
ということは、レジにいてくれているだけでありがたいわけです。
ということを踏まえた上で感謝の意を伝えるというのでも、まだ甘い気がします。最高まではほど遠いという感じになります。
瞬間的に気分を高める店員さんへの一言
自分の中で「店員さんへの最高の接し方」というものはまだ研究途中ですが、一定の条件が必要になるものの、ある条件が揃ったときには、おそらく最高のレベルと評価しても良いほどの反応がある「店員さんへの接し方」があります。
その一つは、例えば小さな子を連れてレジに立った際、その子が商品を手に持っていたとします。そして店員さんがある程度の年齢の女性だったとします。
その時に「お姉さんに『お願いします』って渡してね」と言うと、その店員さんの気持ちは数十秒程度ですが20代くらいに若返ります。
顔がほころびます。
女性としての良い部分が全開になります。
ものすごく美しくなります。
「この人はこんな美しさを秘めていたのか」というくらいに変わります。
その上で、お礼に加えて「素敵な笑顔ですね」とでも言えれば、ひとまず数ある最高のうちのひとつに達するでしょう。
こうしたことは無料でできます。
時間、労力としてもごく僅かです。
ということは惜しむ要素はありません。
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もっと汎用性のある最高の形もありそうなものですが、それはまだ研究中です。
これからも個人的な楽しみの一つとして、いろいろと研究していこうと思っています。
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