妙義山、榛名山と並んで上毛三山残るひとつの赤城山です。赤城コースは群馬県道4号線ですね。とにかく勾配があり、「標高500m」というモノが見えたかと思えば、すぐに「標高600m」「標高700m」と、上りの時はぐんぐん標高が上がって行くのがわかります。
急な気圧の変化が激しく、進む度に二リットルの水のペットボトルが、「ポコッ」っと音を立てて変形していきます。ちなみにモルツの水源である赤城山にちなんで、サントリーの天然水の話をすると、京都では「奥大山の天然水」なのが、岐阜くらいから「南アルプスの天然水」などに変わっていきます。京都では、モルツは西山水系ですが、この辺りでは赤城山水系ということで、関係のないようなあるようなつながりです。
深夜に赤城コースを一往復したのですが、一気に疲れました。この道も凸凹のトラップなどがたくさんあったり、もちろんのことヘアピンが多いということもありますが、おそらく疲れの原因は気圧の変化でしょう。数分で標高が800mほど変わるので仕方ないのかもしれません。
コンビニ前にて
赤城のダウンヒルを楽しんだ後、セブンイレブン前橋富士見皆沢店に行った時のことです。
いつものことですが、旅に出るとコンビニ前にしゃがんでいる人はあまりいません。文化や習慣の差かもしれませんが、京都ではたいてい誰かが駐車場や店舗前で話し込んでいるのが普通なのですが、車社会の地域では珍しいのでしょうか、昨年長野県でコンビニ前にしゃがみこんでいると来る客来る客に怪訝な目で見られました。
今回も、急激な疲れが襲ってきたので、ひとまずコンビニ前にしゃがみこんで外の空気を吸いながら休んでいました。
すると猫のような生き物が向かいからやって来ました。
しかし、尻尾が狸です。体全体は白いのですが、しっぽが「たぬきマリオ」のような尻尾をしています。
顔を見るとやはり猫です。
食べ物をもらえるかということなのでしょうか、こちらにやって来たのですが、僕の少し手前でこちらを見ています。
「ケッケッケッ」
と笑ってどこかに行ってしまいました。
猫はニャーと鳴くのが普通というイメージしかありません。
しかしあれば確実に「ケッケッケッ」でした。もう妖怪アニメに出てくる登場キャラのように「ケッケッケッ」と笑っていました。
写真を撮ろうかと思いましたが、その時はiPhoneを車の中に置いてきたので、取りに行っている間にどこかに行ってしまいました。
狸か何かが化けて出てきたのでしょうか。
というわけで、「猫のような生き物」です(求む情報提供)。
赤城山の大沼
明けて翌朝、もう一度県道4号線上り、赤城山の山頂の方へ向かいました。山頂の方には「大沼」というものがあります。そもそも湖とか池とか沼の区別が未だにわかりません。「大沼」は正式には「おの」と読むそうです。赤城神社があるところですね。
その大沼に行ってみたのですが、激しい霧です。
大沼にはボート乗り場もあるのですが、すさまじい霧です。
ボートに乗ってゆっくりレジャーどころではないほどの霧が立ち込めていました。初めて赤城山に行った時も激しい霧でした。まともに走れないほどの濃霧です。
少し仙人になったような気分にもなりますが、霧のためすぐに大沼を後にし、このまま上毛三山パノラマ街道に進んで日光へ向かいました。
(2017年に行った時の大沼はバッチリ快晴でした)
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